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浜松市・楠木遺跡 市内で2番目の廃寺跡 多量の瓦片が出土

2010年02月21日 | Weblog
 浜松市北区三ケ日町の楠木(くすき)遺跡から、古代寺院に使われていたとみられる瓦片が、これまで400kg以上にも達していることがわかった。瓦の文様などから、約1300年前の白鳳期から奈良時代にかけての寺院に使われた瓦の模様という。出土した瓦片の量の多さから、廃寺がかなりの規模だったことを裏付けるとみている。
 古代廃寺は県内で19カ所確認されているが、同市内では木船廃寺(東区和田町字木舟)に次いで2番目。
 同遺跡は国道301号沿いで「遠州織物発祥の地」ともいわれる初生衣(うぶぎぬ)神社(三ケ日町岡本)や浜名惣社神明宮(三ケ日町三ケ日大輪山)のそばに位置し、今はミカン畑。10年ほど前に瓦片の一部や土器片などが出土していた。
 瓦片は約150㎡の遺跡範囲から続々と出土。12~16弁の菊の模様が描かれた「細弁蓮華文軒丸瓦」「蓮状文軒平瓦」などが含まれている。
 市は4月にも楠木遺跡の速報展、現地説明会を開く予定。
[参考:中日新聞]




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