宇陀市の室生寺の旧塔頭・地蔵院の老朽化のため改築を機に、本尊・木造地蔵菩薩立像(像高約1m)の修復と調査を東京芸術大教授藪内左斗司教授(彫刻家)に依頼し、同大学で調査を進めたところ、像はカヤ材を使用した9~10世紀に流行した一木造りだったことがわかった。 平安時代前期の室生寺金堂の本尊・釈迦如来立像や十一面観音菩薩立像(いずれも国宝)と技法、材質が同じで、また、像の特徴などからも、平安前期に造られた可能性が大きいとして、これまで室町時代とされてきた制作年代が遡る可能性があらわれた。
[参考:読売新聞]
[参考:読売新聞]
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