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全羅北道任実郡・ハガ遺跡 剥片尖頭器11点と新しい種類の尖頭器1点が出土

2010年07月20日 | Weblog
 朝鮮大博物館は20日、全北任実郡新平面加徳里のハガ遺跡(하가유적)で旧石器時代の狩猟用道具である剥片尖頭器(슴베찌르개)11点ほか、今まで報告されていない新しい種類の旧石器時代尖頭器1点を発掘したと発表した。
 2008年の第3次調査では、3千点余りに達する各種旧石器遺物が収集され、坪当たり40点を越える遺物密集度であったことが確認されている。角錐状石器(각추상 석기)、両端尖頭器(양끝찌르개)と共に、ナイフ型石器(나이프형 석기)が出土した。炭素年代測定により21,500年 B.C.~21,300 B.C.頃の遺跡であるとみられる。
 今回の第4次発掘調査では、剥片尖頭器の密集度が最も高く、ハガ遺跡が旧石器時代に狩猟道具を大量に製作した場所であることがわかったとし、また新しく報告された尖頭器(長さ112㎜)は三稜尖頭器(산료센토키)と比較検討する必要があるとしている。
[参考:聨合ニュース]

過去の関連ニュース・情報
 2008.10.8 ハガ遺跡 後期旧石器時代の大規模石器工場を発見


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