歴歩

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沼津市・辻畑古墳 撤去を一時凍結

2009年10月02日 | Weblog
 昨日は、毎週学んでいる歴史勉強会の見学会で、辻畑古墳に行ってきました。
 230年前後の築造の可能性がある古墳として、とても興味がありました。
 出土品が、別の場所に移って保存あるいは分析中であるとのことで、それらが直に見ることができないことは残念でした。

 前日の中日新聞の記事で、沼津市長が道路建設に伴う古墳の撤去を一時凍結する方針との記事を見て、少し一安心。
 保存の方向になればよいのですが。
 写真は、前方部(南)より後方部(北)を見た外観。

 こちらは、東南角から古墳全体を写す。左側が後方部、右側が前方部
 主体部(手前が東、奥が西で東西軸に配置)。後方部墳頂から1m下に木棺直葬されたとみられ、朱の跡が見られる。
 後方部墳頂より前方部を通して南を見る。
   現在の海岸線は約3km先になりますが、当時は150m先にあったそうです。
 後方部の墳丘を削った跡には土の色の違いが見え、盛り土されたことがはっきりとわかります。盛り土は最大4.5mにもなるそうです。

過去のニュース・情報
 2009.9.14 辻畑古墳 現地説明会に1200人が集まる
 2009.9.7 辻畑古墳 土器などの分析から日本最古級230年前後の築造か
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