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奈良市・平城京左京二条四坊 「宮寺」と墨書された土器が出土

2018年01月18日 | Weblog
 奈良市法蓮町の平城京左京二条四坊十坪の発掘現場で、8世紀中頃の須恵器の杯か皿とみられる土器の底部外面に「宮寺」と書かれていたことが分かった。
法華寺(同市法華寺町)の前身寺院で、藤原氏出身の光明皇后が創建した宮寺を指すと推定。奈良時代(8世紀)の高級貴族の邸宅跡とみられ、藤原氏との関係をうかがわせる。
 続日本紀によると、宮寺は父親の藤原不比等の邸宅を受け継いだ光明皇后が天平17年(745)に創建。その後、法華寺に名前が改められた。
 調査地は法華寺から南東へ約800mに位置する。
[参考:奈良新聞]

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