シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

シクロクロスバイクとの出会い

2007-10-23 17:30:01 | Weblog
 そもそもの出会いのお話しであります。何を隠そう、僕はシクロクロスバイクを買うまでシクロクロスバイクというカテゴリーの自転車があることすら知りませんでした。もう四年も前のことになります。大学の二回生の時に買ったクロモリのスポルティーフに20と3年乗り続け、寿命を迎えたそれに代わるスポーツバイクを購入することになりました。ショップに出かけて行って自転車が欲しいとスタッフに声をかけました。当然どんな自転車が欲しいのかと聞かれます。そこでこう答えました。
 「通勤に使う。ドロップハンドルの頑丈なやつで、ラフな道でも走れるやつ。」
 そこで奨められたのが現在のLGS-CCTなのであります。そこにあったその自転車は、太めのタイヤを履いて、とっても太いチューブでできた、いかにも頑丈そうなイメージのする自転車でした。ダークグリーンの車体に白抜きのLouis Garneuのロゴがとても新鮮に見えました。ダブルレバーしか知らなかったので、何処で変速するのかと聞いて、ブレーキレバーが変速レバーを兼ねているという答えにびっくりしたものです。
 「シクロクロスという自転車なんですが」
と言われて、初めてシクロクロスバイクという車種があるということを知ったのでした。今でこそタイヤの種類も「700c-35のセンタースリックタイヤ」とすらすら言えますけど、当時はフレームを構成するチューブの名称も、ブレーキの種類も、コンポーネントの種類さえ知らなかったし、実は興味も無かったのです。とにかく壊れずに走ってくれればそれでいいんだからと、なんとも朴念仁な付き合い方でした。納車が遅れて12月初旬の発注に対して手に入れたのが翌年5月のことでした。
 そしていざ乗り始めると、まぁよく走ること走ること。まずその乗りごごちに驚きました。そして少しづつ遠くへ遠くへと走りたくなるようになります。初めは海に行ってみました。大阪湾の北港です。そんな風に走り回っているうちに、行動範囲は広がるし、それにつれて同じような自転車に乗っている人に出会うとその人たちの自転車が気になり、それが自分の自転車をもっと知らなくてはという思いに変り・・・。
 こうして僕は自転車によって自転車乗りになったのであります。自転車とのそんな出会いもあるんだよ、というお話しでした。