シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

出雲路ワンデイラン 余話その1

2007-10-10 13:32:40 | Weblog
 出雲の国は島根県東部にあたります。因幡の国とはお隣でありまして県都松江は米子や境港に近接しておりまして、山陰地方の一大中心地でもあります。
 さて、今年松江は「開府400年」ということで様々なイベントが行われておりました。小泉八雲がこよなく愛したという松江の風情は今も健在でありまして、静かな静かな城下町であります。お堀巡りの遊覧船に乗ったことがありますが、のどかな街の風情が感じられて、とても県庁所在地とは思えないくらいでした。そのお堀端を沢山の手作り行灯で照らし出すというイベントもその一つです。土日だけの企画ということだったので、ワンデイランの終わった後で寄り道してみました。綺麗でしたねぇ。「情緒溢れる」という表現がぴったりの風景です。こういう風景はお堀のあるお城ならではのこと。ではこれを大坂城でやってみたらどうかというと、これは全く似合わないでしょうねぇ。大坂城は周囲が公園になっているもので、人の暮らしが感じられません。その点松江城はお堀端に民家が軒を連ねておりまして、そういった趣に溢れております。こういうイベントが似合うのはそうした条件のある城下町で、あと僕が思いつくのは郷里の篠山城でしょうか。ただし篠山城は小さいのでこじんまりとしてしまって、情緒に伸びやかさを欠くかもしれません。 写真は夜間撮影のため手ブレしてしまっております。ワンデイランの帰りなので三脚を宿に置いてきてしまったため、やむを得ずの手撮りです。悪しからず。