お顔はニコニコでも（意識して），心は穏やかならず

　今朝は，＋７度青天無風です。　木曜日はグランドゴルフの日，かみさんと二人で出かけました。　食い合わせの悪いメンバー（良く喋るんです）が、３人居ます・・・所が，たまたまというか？　その３人と一緒のパーテイ−の４人組でした。　お顔はニコニコでも（意識して），心は穏やかならず・・・バレない様に？　愛嬌を振り撒いてプレー。　でも，ボールは云う事をききません。　ホールに入ったと思っても、素通りの始末「テッチャン，ついてないね・・・」と云われる始末。
　初っぱなのラウンドは、スコアーが纏まラズ２２点。　でも、何とかしなきゃーで，また、云われるかもで・・・？　後の３ラウンドは頑張って、２０点・１６点・１８点！　プレーは、くそ真面目にやると，楽しみでやるゲームなんですよ・・・全くオモロくないです。　写真は、庭の遅熟れのキンカンです。　

　私は、少し「痛手を受けた」経験のある命がけの事業者が好きです。　大手の強烈な代理店組織を裏に持って居る「二大メーカー」よりは，一度「倒産」して・・・創業者の親父と一緒に，「債権者達」に頭を下げて回った「大王製紙」の親子が好きでした。
　彼等は，地べたから這い上がって来たのです。　苦労、苦労の連続でしたしょうね・・・。　大メーカーの偉い手サン達は，１７時過ぎには・・・「北新地」で、代理店とおいしい料理を頂いて，２次会はクラブ！・・・一方、大王製紙は大阪の偉い手さん達と会食しようとしたら・・・「２１時過ぎ」で無いと会えなかったです。　それだけ，彼等役員も幹部も必死の業務でした。　
　業務が厳しいので，新卒者の半分近くは音を上げて退職です・・・が、敵もさるもの？　会社はそれを見越して倍以上の数を採用していました。　ですから、「歩留まった」スタッフは精鋭ばかりだったのです。

　私のこのメーカーとの付き合いは、「狙いでは」・・・私の会社は、明治時代創業の歴史ある大手製紙メーカーの代理店でしたが，製造する商品が時流を外れ掛かったものでしたから・・・これからの時流にマッチした製品は造れるけど・・・「親身になって販売」してくれる代理店を探して居た「大王製紙」に目をつけたのです。　これが，新しい製品を作り始めた「供給源」でしたから，仕入れルートでは、大手商社に頼み、販売をさしてもらいました。　
　「大商社」の部長からは，「一課長クラス」が来ても駄目だ！　とか・・・、社長を連れて来い！・・・なんて嫌がらせ受けたのでしたが（後には，商社から接待も受けました）・・・此処を先途と？通い込み（「大卒」で、仕入れ先開拓出来るのが私一人だった）　頼みに頼み込んで・・・販売権を取ったのです。（結局は，私の会社には大手メーカーの株が入って居たので・・・「与信枠」は「青天井」（無限）だったのです）
　
　製紙メーカーの第３・４半期含む１２月決算ですが，やはり「板紙」に強い製紙メーカーが良い決算です。　今期の特筆ものでは、中国での「紙おむつ」の失速です。（中国政府絡みバイヤー規制と，中国国内メーカーの大幅増です）

　「王子ＨＤ」４～12月期：増収大幅増益・・・四半期：純利益は７４１億円です。　更に、海外事業拡大（３２％シェアーに拡大）が寄与しています。
　「日本製紙HD」４～12月期：日本製紙は6日、2019年3月期の連結最終損益「400億円の赤字」（前期は78億円黒字）になりそうだと発表です。・・・19年3月期は、バイオマス発電が押し上げ増収、紙・板紙輸出好調で・・・、段ボール原紙や、印刷用紙の値上げで補い「営業増益」ですが・・・「特損処理」があり・・・工場内に保管・有害物質のポリ塩化ビフェニール（PCB）「廃棄物・処理費用」を「特別損失」に計上。　最後は駄目で・・・、新聞用紙事業の「固定資産・減損」が足を引っぱります。
　
「レンゴー」４～12月期　増収大幅増益　値上げ効果と、配下の子会社追加で良い決算です。
　「大王製紙」４～12月期　紙・板紙1.7％の伸びで・・・増収でしたが、経常は３割減。　小さい事業ですが・・・大王製紙は、省エネナノセルの製造開発で、新規事業「ＥＮＥＸ」で「ＣＮＦ」優良表彰を受けました。