紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

新茶のシーズンになります

2012年04月16日 16時48分02秒 | 日記
日本製紙の旧小松島製紙工場・敷地にある「苗事業」(成長に効く波長の光線だけを出すランプで電照,CO2ガスを大量に与え・・・)小松島分室で「サンルージュ」と云うお茶の開発が進んでいます。「アントシアニン」を沢山含んだ新種です。眼精疲労や、抗ストレスに有効なお茶だそうです。温かい徳之島で約10ヘクタール20万本の茶畑を2~3年で完成させると云っています。お茶の生産では全国シェアー25%が静岡県の703億円ですが、近年は、鹿児島県が一大産地になって来ています。鹿児島県は、347億円の第二位、三重県116億円、宇治茶79億円、八女茶66億円ですが、お茶の木の賞味期限寿命は約50年で,其処から生産量も、味も落ち始めますから植え替えもそろそろ始まる事でしょう。生産者の高齢化もあり、山の斜面や、谷間等は車が入れないので、車両による肥料やりの耕耘機や刈り取り機が使えません。新しい茶畑では温暖な鹿児島や、熊本、福岡の丘陵地帯か、平坦な土地が有利になります。私の庭にも、ベニフーキと云う種類の抗花粉症用のお茶が3本有ります。葉山は昔からの「やぶきた」と云う品種です。此のベニフーキ生産も日本製紙の苗事業に寄る「八女茶」が一歩リードしています。宇治茶は玉露全国一位です・・・が、玉露は日光を遮蔽して造りますから、健康茶・サプリメント効用には向きません。若者のお茶は,お湯で湧かして飲む習慣が廃れて来たので、これ迄と違った生産方式が有効になって来たのです。ブラジルなんかでは、コーラでご飯を食べたり・・・信じられ無いのですが、これが日本の外食でも出て来ています。写真は,昨日陶芸の日の津野町・船戸の桜です。