紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

家庭紙には加工会社が必要・・・

2012年03月07日 17時22分50秒 | 日記
家庭紙は「加工」が付いて回ります。箱入り「テイッシュペーパー」も二つ重ねで、折りが入り、箱に納められています。おむつも同じです。水分吸収体や、パンツ型のゴム縫い込みなど加工が必要なのです。従って,大手の製紙メーカーと云えども、必ず、自前の加工手段「加工子会社」が必要になります。此の騒ぎの大王製紙と創業者一族の経営権争いには加工会社の立ち上げを行った「井川高雄」の株の支配が生きています。この度の,株主総会での取締役選任では,全ての役員を創業者の息のかかった役員だけにした子会社が7社も有ります、が、その中に、エリエールペーパーテック(栃木県)の紙おむつ・テイッシュの年商242億円と、ダイオーペーパーコンバーテイング(愛媛県)の子供用おむつ生産・年商287億円と云う規模の大きな会社が二つ有ります。「大王製紙」が創業者一族に対抗して自前の「新規加工会社」を立ち上げる事は出来るのですが、すぐには間に合いません。かといって,同業他社にOEM・委託生産して「高雄支配の会社」を排除すると云う訳にも行かず・・・困ったものです。これらが・・・事業を興した「創業者メリット」と云うものなんです。写真は,桜。本日の計量6、25キロ、128の67でした。