goo blog サービス終了のお知らせ 

鉄道改善案

鉄道改善提案、延伸、新線構想、理想ダイヤ、理想配線図、車両デザイン批評、鉄道と地域、都道府県・市町村改編、交通改善総合

小田急線改善案・ダイヤ案 ー相模原へ新線を建設せよー

2024年09月20日 | 関東 大手私鉄

(2024年9月更新)

進行定位に改めて「ノロノロ停車」を中止せよ
 小田急線は「遅い」とレッテルを貼られてきたが、その一番の原因は駅に進入する速度が極端に遅いことである。2面4線の駅(分岐器のある駅)では本線進入の際にも必ず時速45kmでホームに進入する。これは信号が停止定位であるためだが、こんなことしている鉄道会社は他にない。なぜ停止定位に固執するのか理解不能であるが、この「ノロノロ停車」を繰り返されては乗客のストレスも限界である。今すぐ進行定位に改めて、他会社のように時速60km以上でホームに進入できるようにすべきである。

通勤車の最高速度を110km/hに向上せよ
 もう一つ、小田急の遅い点は、通勤型車両の最高速度が100km/hであることである。これは関東私鉄の中では相鉄と並び最も遅い(他社は110km/h、西武のみ105km/h)。これでは小田急を遅いと感じるのは仕方ない。せっかく複々線があるのに勿体ない。ロマンスカーは110km/hで走るのだから通勤型車両とて可能なはずである。今すぐ通勤型車両も最高110km/hとすべきである。(そのために、110km/h営業運転非対応車両を廃車または機器更新すべきである。)

平日夕ラッシュ時及び土休日午前中・夕方は快速急行を毎時9本運転せよ
 小田急線の快速急行は非常に混む。特に平日夕ラッシュ時の快速急行は朝ラッシュ時並みの混雑である。また土休日の午前中上り、土休日の夕方下りも混む。そこで、これらの時間帯は、快速急行を毎時9本運転すべきである。詳細は「小田急は土休日午前中、夕ラッシュ時に快速急行を毎時9本運転できないか」を参照。なお、快速急行9本化により新宿駅地上ホームがパンクするため、新宿駅発車種別のホームは以下のいずれかの案に変更すべきであろう。

【案1】地上ホーム:特急ロマンスカー、快速急行 地下ホーム:急行、各駅停車

【案2】地上ホーム:快速急行、急行 地下ホーム:特急ロマンスカー、各駅停車

新線建設・延伸案

多摩線は八王子に延伸せよ
 終点唐木田から相模原方面への延伸が議論される多摩線だが、八王子に延伸してはどうかと思う。線形的にも相模原より八王子に伸ばすのが自然であり、多摩地域の2大中心地である多摩センターと八王子を直接結合できるというメリットがある。新百合ケ丘周辺から八王子に行くにも時間がかかるから、その意味でもメリットが大きい。

相模原中心部へは鶴川から分岐した新線を建設せよ
 では相模原への利便性向上はどうするかというと、新たに「相模原線」をつくる。ルートは鶴川~淵野辺~上溝~愛川である。このルートの方が多摩線経由より短距離で効率的である。
 この相模原線の建設で鶴川以東の輸送量が増え、現状複線の新百合ヶ丘~向ヶ丘遊園がパンクすることも予想されるが、次に記載する品川線を建設することで輸送の流れが分散されるため、複々線化は不要であろう。

品川へ新線を建設せよ 新百合ヶ丘~武蔵小杉~品川
 小田急線沿線から品川へは案外行きにくい。そこで新百合ヶ丘~武蔵小杉~品川に新線を建設すればかなりの利用者が見込めるはずである。品川は東京南部の大ターミナル、羽田空港の玄関口でもあり非常に求心力がある。この路線は新百合ヶ丘~武蔵小杉において、幻となった川崎市営地下鉄のルートと重なるが、小田急が運行し「小田急品川線」としてはどうか。
 品川線は多摩線と直通し、完全に一つの系統として運行する。煩雑さをなくすために小田原線系統とは完全に分離すべきであろう。これにより、多摩線の八王子延伸も併せて、品川~武蔵小杉~新百合ケ丘~多摩センター~八王子という新たなラインが出来上がる。詳細は「小田急品川線構想 ー幻となった川崎市営地下鉄は品川へ延ばせ!ー」を参照。


相模原線、多摩線八王子延伸、品川線


相模原線建設時 日中ダイヤ案(20分サイクル)




その他の改善案

南新宿は廃止せよ
 南新宿駅は、東京23区内で最も乗降人員が少ない駅である。世界一の乗降客数を誇る新宿駅の隣が、23区で最も閑散とした駅なのである。そもそもこの位置にあってこんなに利用者が少ない駅は、存在自体が必要ない。むしろターミナルの手前で列車詰まりを起こすだけであるから、南新宿はいっそ廃止すべきである。

栢山~足柄を10両化せよ
 栢山~足柄はホームが6両しかないために10両の急行がそのまま直通して各駅に停車することができない。そのため急行が新松田止まりとなり、新松田~小田原を区間運行する各駅停車が多数運行されているが、これは双方共に新松田で折り返し運用が発生するなど非常に無駄が多い。新松田行きの急行が栢山~足柄を各駅に停まるれよう、これらの駅を10両化すればこの問題は解決する。

新宿駅サザンテラス口を設けよ
 サザンテラスは小田急が整備した甲州街道南に広がる回廊であるが、小田急線ホームに行くには甲州街道北側の南口改札へ回らなければならない。これは不便極まりないことである。せっかく小田急が整備した空間なのに、小田急駅から行きにくいことは残念である。JR東日本にサザンテラス口があるのだから、小田急にも設置を望みたい。具体的にはサザンテラスとミロードを結ぶ歩道橋のエスカレーター下のスぺース(現在は店舗が入っている)を改札口にして、ホーム最南端へ階段を造るべきであろう。

MSEは座席が悪すぎる
 地下鉄直通特急として登場した60000形MSEであるが、座席が悪すぎる。というのも肘掛がないのはまだしも、いかにも安っぽく薄っぺらい座席で、上部が細くなっており寝ることができない。(寝ると頭が横から後方に抜け出てしまう。)座り心地も最悪であり全くくつろぐことができない。これは30000形EXEのゆったり座席とは雲泥の差であり質の悪さが際立つ。通勤客は疲れており眠りたい人も多いはずだし、観光客もこんな安っぽい席では旅行を楽しめない。今すぐ特急料金相応の座席に改めるべきである。