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テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

中欧ぐるりん⑩~ベルリン 冷戦の跡

2013-03-24 09:52:36 | 海外旅行
 ベルリンの象徴は熊。ということで、店先など、街のあちらこちらに熊の置物があります。前夜、プラハは雪でした。ベルリンも雪景色です。現地ガイドさんが「3月なのに」といっていたので、ベルリンでもけっこう珍しい部類の雪だったのかもしれません。



 今や歓光地となったベルリンの壁です。壁面はギャラリーに。



 その中でも最も有名な作品で、記念撮影の格好の場所となっているのが、この絵です。ソ連のブレジネフ書記長と東ドイツのホーネッカー書記長の熱~いキスです



 ベルリン観光の目玉・博物館島へ。



 ペルガモン博物館に入館しました。博物館の名前ともなっているペルガモンの大祭壇が、まずお出迎えです。



 なかでも有名なアテナの浮き彫りです。



 こちらはゼウス。このようなものを剥がして、全部ドイツにもってきてしまったのですね。



 こちらはローマ遺跡のミレトスの市場門です。このようなものを、まるまる運でしまったのか。



 バビロニアのイシュタル門。



 ヨーロッパにこの種のものが多くあるのであたりまえに感じますが、よくよく考えるとヨーロッパ人の異様な収集への情熱です。



 イスラム美術の展示もあります。こちらはムシャッター神殿です。だいたい1時間ちょっとの見学。早足で一回りする感じでした。もっとゆっくり見たいけど、しかたがありません。



 ペルガモン博物館を出て、ブランデンブルグ門へ。



 このあたりにも東西ベルリンを分断する壁があったせいか、パスポートの判子(もちろん私製)を押すという商売が行われていました。ブランデンブルク門は、冷戦の象徴でもありました。



 ブランデンブルク門から西を見ると、戦勝記念塔(ジーゲスゾイレ)が建っています。残念ながら、近くまで行けなかったのですが。



 レンガが埋め込まれている場所に、ベルリンの壁があったのだそうです。



 車窓から。議事堂やらポツダム広場やらをみてまわりました。やっぱり自分の足で歩いてみたいですね。




中欧ぐるりん⑨~プラハの夜 チェコの名物料理

2013-03-23 10:39:36 | 海外旅行
 この焼き菓子、名前は何というのでしょうか。プラハの街のあちらこちらにありました。まるで関西のたこやきのように、人々の間に溶け込んでいるようです。



 美術館から再び、カレル橋のたもとまで帰ってきました。薄暮のプラハ城です。ドラキュラとかが出てきそうな、ちょっと不気味な雰囲気があります。



 こちらは夕景のカレル橋。



 夕飯は、土地の名物料理にこだわるシャム社長にしたがって、旧市街広場の近くのレストランに入ってみました。



 私はグヤーシュを注文しました。シャム社長はこのボルシチです。ボルシチの前にエンペラーだかなんだかの名称がついているもので、予想を裏切って白い色をしたスープがやってきたのでびっくりしました。香草の味がするスープでした。



 そして主菜は、2人とも、チェコ名物のローストポークにクネドリーキとザウワークラウトの盛り合わせ。これで1000円ぐらいのものだったと思います。お肉は、1枚1枚が大きく、おなかいっぱいになります。味のないクネドリーキも、ローストポーク用の濃厚ソースをつけて食べると、これはこれでいいかもです。ローストチキンのつけあわせの時は、困りましたが。



 黒ビールも飲んで満腹状態で地下鉄のムーステク駅まで歩きました。ムーステク駅の入り口からは、ヴァーツラフ広場が見えます。広場の奥の建物は、国立博物館です。



 シャム社長は、1日歩き回って疲れているのに、「せっかくだから広場の向こうまで行くぞな」と言って歩き出しました。ようやくのこと、博物館前までやってきました。シャム社長は一言、「こんなに遠いとは思わなんだ」。夜だし、なんとなく近く見えたそうです。ムーステク駅から博物館まで、地下鉄で1駅分の距離ですからね。



 でもそのおかげで、ボヘミア最初の王といわれる聖ヴァーツラフの騎馬像を見ることができました。
 


 夜中、窓の方で音がするので起きてみると、雪やあられが舞っていました。



 翌朝は、雪景色の中の出発となりました。

中欧ぐるりん⑧~プラハ美術館めぐり

2013-03-22 10:23:31 | 海外旅行
プラハ城からカレル橋を渡って旧市街広場へ。旧市庁舎の塔に据え付けられている天文時計です。



 1時間ごとにからくり時計が動くので、それを見るために観光客が市庁舎前に集まります。けれども、聖人が順繰りに回っていくだけという地味~な仕掛けだったので、拍子抜け。シャム社長は「道後のからくり時計の方が勝ってるぞな」と、威張っていました。



 旧市街広場です。この後、昼食を近くでとって自由行動となりました。まずコルナに両替しようと、両替屋の前でレートを見ると、さっそく「もっといいレートで交換してやる」というようなことを言って近寄ってくる怪しげな人物が、次々と現れました。韓国では、明洞の闇両替屋(なんだろうな)のおばちゃんに、いつも両替してもらうのですが、プラハではやめておきました。



 いったんプラハ城へもどって、シュテルンベルク宮殿内の国立美術館に入りました(150コルナ)。ここは、ルネサンス期の宗教画からレンブラント、ルーベンスまで古典的な名画が収蔵されています。



 路面電車で移動してヴェルトゥルジニー宮殿へ。シャム社長がしゃしゃり出て、1駅前で降りようとしたのですが、乗り合わせたチェコ人のおばさんが、間違いを指摘してくれたので助かりました。到着すると「宮殿」なのに、なんの変哲もないコンクリートづくりの建物だったので、一瞬、場所を間違えたのかと思いました。やっぱりあっていて、ここの美術館へ入館しました(180コルナ)。



 ここはクリムト、エゴン・シーレや印象派、キュビズムなど、近代以降の名画が収められています。こちらはココシュカの作品。監視係の女性が、フラッシュを使わなければ撮影可だと、わざわざ教えてくれました。



 Bizotという芸術家の特集展示が行われていました。



 胸の窓を覗くと、密会する男女が。面白い作品ですね。



 シャム社長は「仕事のアイディアを得た」と大喜びでした。いったい仕事の何の役に立つのか、私にはシャム社長の感性が理解できませんでした。


 
 ピカソや印象派のまとまったコレクションもありました。ゆっくり見て回りたいところでしたが、ツアーの哀しさで、駆け足にならざるを得ません。



 閉館30分前になって、チェコを代表するミュシャ(最近は「ムハ」と表記するのでしょうか?)の絵をみていないことに気づきました。いったいどこにあるのか、係員に聞くと、1階だといいます。 



 1階の館員に聞くと、特別展示の入場券が必要だとのこと。しかし、閉館30分前を切っていたので、切符売り場の人は切符を売れないといいます。そうしたら、なんと特別展示の担当の人が、入場券なしでいれてくれました。感謝、感謝。東洋からわざわざ来たマヌケそうな人間に配慮してくれたのでしょうか。チェコに対する好感度が急上昇しました。



 特別展示室に入ってみると、なんとミュシャの『スラブ叙事詩』の連作20点の特別展示でした。縦横4メートルを超える巨大な作品が20点です。この連作は、プラハから3時間ぐらいかかる片田舎のモラフスキー・クルムロフ城にあるはずのもの。それがプラハで見られるとは、何とも幸運でした。どういう事情かまでは、わからなかったのですが。

中欧ぐるりん⑦~プラハ定番観光名所

2013-03-21 09:26:33 | 海外旅行
 夜、プラハに到着。この手のツアーは、どうしても移動ばっかり、という感じになるのは否めません。



 この日の夕食は、ビアホールにてローストチキンでした。。単純な調理法ですが、けっこうおいしかったです。奥に見えている蒸しパンのようなものが、チェコ名物クリドネーキです。味がなく、おいしいものとは思えません。でも、チェコ料理には欠かせないもののようです。



 面白かったのがこれ。机にビールサーバーが設置されていて、チェコ人たちは自分たちでジョッキにビールを注いでいました。これだと、店員さんがいちいちジョッキを運ぶ必要がありません。上部に目盛がついていて、飲んだ分だけ支払うという形式のようです。そのほかに、写真にはおさめられませんでしたが、ハムやソーセージが糸で吊るされた前菜を食べている席がけっこうありました。個人でいっていたら、頼みたかったところです。



 翌日の観光はプラハ城から。ハンガリーに続いて、チェコの衛兵交代です。



 このお城も増築を繰り返して行って、今日のような巨大な建築物になったそうです。そのため、1つの建物に複数の時代の建築が混じっているとのこと。これは、門の部分が古い建築です。



 ゴシック様式の大きな聖ヴィート大聖堂です。格安ツアーの哀しさか、すぐ目の前までいっているのに、中への入場はできず。外から眺めるだけです。



 こちらはロマネスク様式の聖イジー教会。その他、カフカが住んだという家がある黄金小路とかもあるのですが、有料区域には一切入場しませんでした。これもそれも、格安ツアーゆえの哀しみです。



 少年の裸像について、中国人ツアーのガイドさんが熱心に説明しています。観光客がみんな握っていくので、光っている部分が1か所あります。日本のガイドによると、特にいわれはないそうです。



 プラハ城からプラハの街並みを、本城直季氏風に撮りました。



 歩いてカレル橋へ。プラハ城と並ぶ観光名所です。



 カレル橋にはキリスト教の聖人の像が建ちならんでいます。なかでも人気は、やはり聖ヤン・ネポムツキーです。




 聖ヤン・ネポムツキー像の基台の銅板を触るとご利益があるそうです。犬が大好きなシャム社長は、嬉しそうに長時間撫でまわしていたので、順番待ちの人たちから顰蹙を買っていました。



 こちらも、ご利益がありそうな聖ヤン・ネポムツキー。



 カレル橋から見たブルタヴァ川です。聖ヤン・ネポムツキーは、ここに放り込まれて水死したわけです。



 カレル橋のたもとにある作曲家のスメタナ像です。


 
 スメタナの有名な曲は、「ブルタヴァ」といわれるより、やっぱり「モルダウ」という方がピンときますねえ。古いといわれそうですが。

中欧ぐるりん⑥~チェスキー・クロムロフ

2013-03-20 09:52:21 | 海外旅行
 ポーランドからチェコにもどり、ブルノ拍。



 今回のツアーは、食事の量が多く、けっこうよかったです。この日はステーキ。日本の牛肉と異なり、やわやわというわけにはいきませんが、肉の旨みと適度な歯ごたえを感じられるお肉です。



 チェコでよくみかけた十字印のワインとピルスナーのビールです。ワインは軽く、ちょっと薄く感じられる味でした。



 翌朝、チェコではプラハに次ぐ観光地であるチェスキー・クロムロフにやってきました。



 岩場に建てられたチェスキー・クロムロフ城です。代々の領主によって建て増しされていき、巨大な複合建築物になったそうです。



 橋の上から眺めたチェスキー・クロムロフの街です。



 お城の壁面には、だいぶ剥落していますが、フレスコ画が残っています。



 なんだか知らないけれど熊が飼われているという門を潜り抜け、お城の見学終了。残念ながらお城の塔に登る時間はありませんでした。



 街の中の古い建物にも、フレスコ画が描かれているものがあります。



 5つ星を背に背負う聖人は聖ヤン・ネポムツキーという方で、チェコのあちらこちらで、その像を目にします。ブルタヴァ川に放り込まれて殉教したとのこと。



 こちらが広場に面した市庁舎です。



 見晴らし台から本城直季氏風に撮ったチェスキー・クロムロフの街。もっと高いところから撮らないと、本城氏の作品のような感じは出ないみたいです。



 美しい街で、なにげない路地が絵になります。



 ここで昼食を終え、プラハへ向かいました。