テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

カキオコの街・日生②

2012-01-31 10:02:08 | 国内旅行ー中国
 日生の街を歩くと、このような貼り紙を見かけました。和食の大きなお店でしたが、カキオコを注文する観光客が絶えないんでしょうな。B級グルメブームの思わぬ余波といったところでしょうか。



 「浜屋みっちゃん」のカキオコで、お腹はかなり膨らんだままなのですが、1軒だけで帰るのもなんなんで、比較的空いていた「福来(ふくろう)」というお店に入ってみました。ここも、けっこうお年のおばちゃんが焼いていました。



 こちらのお店では、生地をきちんと焼き上げてからキャベツを上にのせました。さらにその上にカキをおきます。そのため、生地と具は分離しています。広島風お好み焼のように、別に玉子を広げて、その上に本体をひっくり返します。



 ということで、焼き上がりは、玉子ーカキーキャベツー生地という層状をなします。量は、「浜屋みっちゃん」よりも少なめでしょうか。お値段は同じ900円です。だいたい、どこのお店でもカキオコは900円ぐらいで、一部1000円のお店もあるという感じでした。



 マヨネーズに一味唐辛子は、カキオコのおとものようです。お店のおばちゃんと常連さんの会話が耳に入ってきました。これからカキは漁連を通して買わなければならないということになりそうで、そうなったら困る、なんて話でした。カキオコの地元では、内部でいろいろとあるようでした。



 もう晩御飯はいらない、というようなお腹を抱えて日生駅前に来ました。



 その駅の隣にある売店では、カキオコチップスなる便乗商品も売られていました。買いはしませんでしたが。



 岡山駅に戻ると、イチゴのカップケーキとゼリーが整列している売店を発見してしまいました。



 こちらは思わず購入。



 大きなイチゴは甘く、ゼリーは逆に甘さ控えめでくどくなくてよかったです。

カキオコの街・日生①

2012-01-30 09:46:48 | 国内旅行ー中国
 岡山出張の合い間に、赤穂線の日生に足をのばしてみました。



 日生といえば、昨年度のB-1グランプリで、堂々の9位入賞を果したカキオコの街です。町内にあるカキオコのお店の中でも有名店の「浜屋みっちゃん」に行ってみました。



 かつてはちょっとした商店街になっていたとおぼしき道沿いにあります。現在は、「浜屋みっちゃん」以外のお店はほとんど閉じており、時間が止まったかような空間にあります。「浜屋みっちゃん」も、年季が入って味の出た店構えです。少し前までは、地元の人相手に細々とやっていたのではないかと思われます。しかし、恐るべしB級グルメブーム、お店の外には待っている人たちがいます。



 順番待ちの人々を癒してくれていたネコちゃん。かなり太っています。多くの人が、「カキオコ食べて太ったのかなあ」などと、誰でも思いつくような凡庸な冗談を口にするのが面白かったです。



 さて、ようやく入店。かなりゆるめの生地に大量のキャベツを投入します。このため、生地とキャベツが一体化します。



 その上に、きょう殻からむいたカキをふんだんにのせます。こりゃ、人気が出るわけです。



 カキの上に、再び生地をふりかけ、ひっくりかえし焼きあがるのを待ちます。頃あいをみてタレをぬって、仕上げます。



 カキお好み焼(900円)です。かなりの量感です。女性は、食べきれず残りを持ち帰る人がかなりいました。表面は焼けていますが、中はやわやわの熱々です。カキがいくつも出てきます。



 お好みでマヨネーズと一味唐辛子をかけます。一味唐辛子をかけると、カキの甘さが引き出るように思いました。お店の中は狭く、7席しかありません。大きなカキオコを食べるのにけっこう時間がかかりますので、1時間に3回転から4回転というところでしょうか。つまり30人程度しかさばけません。讃岐うどん店なら10分でさばけるような行列の長さでも、かなりの時間がかかります。その点、要注意です。でも、待つかいはあるかも。



 さて、パンパンにふくらんだお腹をかかえて、中南米美術館にいってみました。森下氏という、日生で魚網の製造・販売を手がけていた方の収集品が展示されているそうです。外壁は、備前焼の板だそうです。



 館内は撮影自由でした。ということで、ネコちゃんの土器を。



 中南米の文化には、独特の造形感覚があります。



 日本で、このような美術を見ることができる場所は希少だと思います。



 こちらはメキシコのチャックモール。中央の台座の上に、生贄の心臓を置いて神に捧げるんでしたよね。



 こちらはおみやげ品。ベッカリーという名称です。エクアドルにあった文化の産物だそうです。



 なぜかカキオコの守護神となってしまい、コテと一緒に販売されていました。






広島のプロスポーツ選手をみかける庶民的なお店へ

2011-10-15 13:18:34 | 国内旅行ー中国
 先月の広島出張。仕事まで間があったので、お約束の広島平和公園を散策してみました。



 慰霊塔。



 こちらは韓国人の原爆犠牲者の慰霊塔です。亀の背中に石碑が乗っている形は、ソウルのタプコル公園でも見た記憶があるような。韓国の土俗的な信仰とでも関係があるのであろうか。



 昼食は広島駅南口を出てすぐの川沿いにあるお店「かばちや」へ。お店は非常に狭く、8席しかありません。ということで、すでに若い夫婦などが、順番待ちをしておりました。彼らを入れないようにお店を撮りました。



 わりとあっさりめの豚骨ラーメンでした。けもの臭さとかはありません。



 麺は細め。どうも私の前に調理したお客さんの分が、麺の茹で過ぎだったようで、「だいじょうぶですか」と聞いていました。文句をいったら作りなおしてくれそうな勢いでした。そのお客さんは別に文句を言いませんでしたが、仕事に誠実な態度の店主です。どこかのイタリア料理店にも、見習っていただきたい態度でありました。



 店内は、サンフレチェの選手のサインがいっぱいありました。今をときめく李忠成選手のものも。私の後にやってきた常連さんに、「今まで、サンフレチェにいた桑田慎一朗がいたんだけど」と、若い店主が話しかけました。ゲゲッ、撮影の邪魔だったあのアンちゃん、サッカーのプロ選手だったのか。後で調べてみると、現在はJ2のファジアーノ岡山の所属でした。そんなんだったら、彼を入れ込んで撮影すればよかったな、と思いましたが後の祭りでした。店主自身もサッカーと関係があった方かもしれません。



 サンフレッチェもありますが、広島といえばやっぱりカープです。



 広島では、「ローソン」も赤色に変身。



 シャム社長とも合流し、夕方、シャム社長がグループ総帥のおばちゃんとお知りあいだという「へんくつ屋」さんに連れて行かれました。パルコの裏手です。「へんくつ屋」が2軒ならんでいますが、右手のお店が大元で、総帥があらわれるのもそちらのお店だそうです。



 定番の肉入りそばをいただきました。シャム社長と同郷の重信出身のアオちゃんが働いています。松山にお店を出したいとのことでした。そんな話をしているところに、おばちゃんが現れ、シャム社長と盛り上がっていました。こちらはサンフレッチェではなくて、タイガースの選手が遠征のときによく現れるお店とのことでした。シャム社長は、解説者になっている川藤さんを見たことがあるそうです。



 「無縁社会」とは無縁の、縁あり人間・シャム社長は、おばちゃんから「へんくつ屋」特製お好み焼きソースを2本もらっていました。気前よく私に1本、ご下賜くださいました。ラベルが懐古調で、いい感じです。でも関東では、ご家庭内でお好み焼やたこ焼きをつくる風習があんまりないので、何につかおうかな。



 シャム社長は、「おばちゃんが来たら、お店に緊張感が出たやろ。店の人の働き方が変わったんじゃ」といっていました。私には正直よくわかりませんでしたが、経営者の眼からみると、そうなのかもしれません。






ちょっと抜け出して山口②(岩国)

2011-05-17 09:36:26 | 国内旅行ー中国
 ちょっとあまった時間を利用して、岩国までいってみました。岩国駅では、いきなり島耕作バスのご登場。弘兼憲史氏が岩国出身とのこと。このところ、弘兼氏のマンガは読んでいませんが、原発事故以来、弘兼氏は原発推進の広告宣伝に協力してきた文化人の1人として批判されています。それはともかく、このバスに乗って、錦帯橋までいきました。



 錦帯橋のたもとの「平清」で昼食。



 店内では、名物の岩国寿司が出動準備しておりました。このように、一気に大量につくるのが岩国寿司の特徴だそうです。



 1300円の、いかにも観光客向けの岩国の名物料理をひとまとめにしたものを頼みました。松山でも「五志喜」あたりに、観光客向け郷土料理セットみたいなものがおいてあるように思います。もっとも、松山にはろくな郷土料理がないので、南予や東予の料理をくみあわせているみたいですが。



 観光客の自分が、観光客向けのものを頼むのは当然なんですが、なんか気恥ずかしいものがあります。岩国寿司は、説明によると「瀬戸の魚をまぜこんで」とあったのですが、魚らしきものを感じませんでした。なんか、しょぼい印象を受けました。



 うどんは、たいして期待しておらず、松山みたいなやわやわのびのびうどんだったらヤダなと思って食べました。ところが、意外と弾力のあるうどんで期待以上。汁は、関西風の出汁がきいた透明のもの。松山のうどんよりは格段によかったです。



 レンコンは岩国の特産品とのことで、酢の物がつきました。しゃきしゃきいい歯ごたえです。



 そして、野菜の煮物で、岩国では「大平」というのだそうです。買いませんでしたが、みやげもの店におみやげ用のものも置いてありました。関東だと煮物に必ずしょうゆをつかうところですが、出汁系で煮てあるようでした。



 さて、錦帯橋へ。晴れていて気持ちのいい日でした。



 錦帯橋をわたると吉香公園になります。園内には、天然記念物のシロヘビを観覧できる施設がありました。重信の田舎でヘビとともに育ったシャム社長なら見たがるところですが、私はお金を払ってまで、いやタダでも、ヘビなんかみたくありません。



 せっかくなので、ロープウェーを使って岩国城までいきました。といってもコンクリート製なんですが。



 お城の内部は刀剣のコレクションなどが展示されていました。お城から見下ろした錦帯橋です。



 公園には、巌流佐々木小次郎の像があります。なんでも吉川英治の小説で、小次郎が岩国生まれという設定になっているのだそうです。



 岩国は米軍基地があることでも有名ですが、おみやげに岩国海軍飛行艇カレーを買ってみました(1個525円)。



 それから岩国みやげの定番中の定番・錦帯せんべい。



 岩国みやげのもう1つの定番・石人形。水棲生物によってこのような石が形づくられるのだそうです。それを七福神などにみたてるとのこと。板のお守りが400円、キーホルダーが350円でした。



 ということで、短時間ですが岩国を散策してみました。

ちょっと抜け出して山口①(山口線と湯田温泉)

2011-05-16 10:00:09 | 国内旅行ー中国
 出張がらみで山口にいってまいりました。新山口駅に着くと、ちょうど蒸気機関車を公開しているところでした。



 ふだんは立ち入りで着ない運転席にも入れます。女子高生は警笛を鳴らさせてもらって喜んでいました。あつかましいオッサンは、釜に石炭をほうりこんで、しかもうまくほうりこめず、石炭を散らしていました。



 しかも、見学者にステッカーを配っていました。JR西日本も顧客サービスをしますねえ。身近にテツがいたら、自慢するところなんだがなあ。



 山口にいったので、1年半ぶりに「春来軒」へ。



 いつのまにか「うまいもん認定店」になっていました。それにしても、「全日本うまいもん推進協議会」とは、いかなる素性の団体なのであろう。



 山口名物のばりそば(750円)。餡かけ焼きそばよりは太めの麺に、野菜たっぷりの餡がかかります。



 山口の湯田温泉の象徴は、白狐。湯田温泉駅のとなりに巨大な像がありました。



 この地に生まれた夭折の天才詩人・中原中也の記念館です。310円支払って入館しました。



 こちらは近くの高田公園にある中原中也の詩の碑です。



 夜もばりそばのお店「春来館」に行きました。



 ここが入り口です。「春来館」のお向かいは、キャバクラか何かの従業員控え室または着替えのための部屋のようでした。運がいいと、着飾った妙齢の女性とすれちがうことができます。



 品書きからして、ほぼばりそば専門店と考えていいようです。



 ばりそば(800円)です。量がかなり多いです。お皿の大きさにびっくりしました。食べてみましたが、麺が。「春来軒」よりも細めです。それで、ちょっとシナっとしていて、パリパリ感に欠けました。食べ比べてみると、「春来軒」のおいしさがわかります。「うまいもん認定店」も伊達ではないようです。



 「春来館」の方はといえば、夜だけの営業です。山口の人たちはどういう状況で、このお店をつかうのであろうか。やっぱり、飲んだ後の締めに、という使い方であろうか。それにしては、量的に多すぎます。何人かで分けて食べたりするのであろうか。