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file.105 Paul MOLITOR【ポール・モリター】

2006-11-27 | MNO
【The Ignitor】
Paul MOLITOR

77年、ブリュワーズに入団したモリターは
78年には打率.273 30盗塁で二塁手としてレギュラーに定着する。
79年には、早くも才能を開花させ、
打率.322、9本塁打、62打点の好成績を残す。

82年はサードへのコンバートも難無くクリアし
打率.302に加え長打力も発揮、19本塁打に71打点、41盗塁、
後に続くロビン・ヨーントやセシル・クーパー、ゴーマン・トーマスら
強力打線の火付け役を担うThe Ignitor(点火装置)の役割を見事にこなし
チームをリーグ・チャンピオンに導いた。

その後も、リード・オフマンとしてチームを牽引していたモリター、
打率.353、16本塁打、75打点をマークし、
39試合連続安打を達成した87年以降は
リーグ有数の安打製造機の座を揺るぎないものとし、
88年に、打率.312、13本塁打、60打点を打つなど、
92年までの6年間、実に5度の打率.310以上を記録、
ブリュワーズの中心選手として活躍を続けた。

92年、打率.320、12本塁打、89打点、31盗塁....と
好成績を残し、オフにFAでトロント・ブルージェイズに移籍。

故障の影響もあって、主に指名打者での出場であったが
新天地でもヒット・メーカーぶりは変わらず、
リーグ一位の211安打、打率.332 22本塁打 111打点 22盗塁の好成績を残し
チームを地区優勝に導くと、
リーグ・チャンピオンシップでは打率.391、
ワールドシリーズでは打率.500 2本塁打に8打点の大活躍をみせ、
チームの世界一におおいに貢献、シリーズMVPも獲得した。

94年も、打率.341、14本塁打、75打点と安定した働きを見せたモリター、
95年、打率.270と調子を落とすと、
96年に今度は、地元ミネソタのツインズに移籍。
39才になっていたモリターであったが、
225安打 打率.341 18盗塁を記録し、
本塁打9本で、113.打点....と無類の勝負強さも発揮、
衰えのないところを見せ、通算3000本安打を達成。
3000本目の安打を三塁打で決めた選手はモリターが初めてであった。

97年も打率.300をクリアしたモリターは
98年に現役を引退する。

度重なる故障と戦いながら、
通算盗塁504に、最多安打と得点を3回ずつ記録、
歴代9位の3319安打を放ったモリターは、
2004年にホール・オブ・フェイマーの仲間入りを果たした。


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2 コメント

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本塁打と打点 (tory)
2007-02-14 00:36:52
ホームラン9本で113打点はすごいですよね。私の記憶では1桁本塁打で3桁は、ここ10年くらいでもほかにはいないと思いますが、その前に確かトム・ハー(?)がフィリーズかどこかで記録したような・・・
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モリター (管理人)
2007-02-14 03:57:59
Tonyさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
トム・ハーは、カージナルスで
1桁本塁打・100打点以上を記録しておりますね。
ヤンキースの松井ヒデキの一年目、
ホームラン数があまりのびなかった事から
久し振りの1桁本塁打・100打点以上か....と
取り沙汰されていました。

これからも宜しくお願いいたします。
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