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file .287 John ROCKER【ジョン・ロッカー】

2010-03-09 | PQR
【でも憎めないよね~】
John ROCKER

1999年、ブレーブスは、メッツとの
リーグチャンピオンシップを控えていた。
この年、4勝 38セーブ 防御率2.49で
チームの守護神に成長したジョン・ロッカーは
対戦前、「メッツは、あんだけ好打者を揃えながら、なんでウチに3勝しか出来ねえの??」
(この年、メッツはブレーブスに対し、3勝9敗)
とメッツを挑発した。
当然、メッツファンの怒りを買ったロッカー、
第3戦で、9回を抑えると、試合後ファンを挑発するような態度を見せ、
メッツファンの怒りは倍増した。
「メッツのファンは人間以下、野蛮な奴らだ」
「メッツファンなんて地獄に落ちろ!」等、
ブーイングを浴びせるメッツファンに、ロッカーは更なる挑発を繰り返す。

結局、このブレーブスはワールドシリーズ進出を果たすも、
シリーズではヤンキースに敗れ去った。

同年、年末・・・
スポーツイラストレイテッド誌に掲載されたロッカーのインタビューは、
衝撃的な内容だった。
「ニューヨークは最悪だよ、疲れるし、イライラするな
 地下鉄の7番線で球場に行くとするだろ・・
 ありゃまるでベイルートだね!
 髪を紫に染めたガキはいるわ、そんで隣にはエイズ患者だな、
 で、その隣が刑務所に4回入った野郎で、
 さらにその隣は4人の子がいる20歳のママってわけさ
 気が滅入ってしょうがないね!」

「ニューヨークで最悪なのは外国人の連中だね。俺は奴らの事があんまり好きじゃねえな
 タイムズスクエアに行って1ブロックほど歩いてみ、誰も英語で話しちゃいねえ。
 アジア人や、韓国人、ベトナム人、インド人、ロシア人、スペイン系、なんでもござれだ
 奴ら、どうやってこの国に入ってこれたんだよ?」
...等

この記事により、
ロッカーは、一躍メジャーリーグのヒールとして名を馳せる事となり
ハンク・アーロンや、同僚のトム・グラヴィン、チッパー・ジョーンズなどが
公式にロッカーを避難した。

さらに、ニューヨーク市長のジュリアーニが、
ロッカーの地下鉄利用を禁じ、怒るファンにも自制を求める事態にまで発展。
ロッカーは試合後の移動にも警護をつけなくてはいけなくなってしまった。

その後・・・
インデジアンズやレンジャーズを経て、
2003年に、現役を引退。
通算13勝 22敗 88セーブ 防御率3.42

引退後は、タレント活動にも熱心で
数々のコメディ番組に出演。

引退前の2002年には
The Greenskeeper(邦題・殺戮職人芝刈男)にも出演。
※映画学校の一年生でも、もうちょっとマシな映画作るだろ・・と思うよな
 超が付く程のゴミ映画で、ロッカーは、演技力なぞ微塵も必要としないような役を
 嬉々として(?)演じている。