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file.077 Ted WILLIAMS 01【テッド・ウィリアムス 01】

2006-07-01 | ted williams
【史上最強の打者】
Ted WILLIAMS

『ピッチャーが放ったボールに記された文字が打席で読めた』
『1分に78回転しているレコードのラベルを読み取れた』
メジャー史上最高のバッターともいわれるテッド・ウィリアムスの伝説。
が、こんな伝説も当人から言わせるとこうだ
「馬鹿らしい」


ウィリアムスはとにかく打撃が好きだった。
走塁や守備にはあまり関心を示さず、ひたすら
己の打撃向上にその情熱を注いだ。
酒や煙草などは一切やらず、映画を観ている時でさえ
ボールを握り握力を鍛えた。
自分が気に行ったバットを作らせるべく
各地のバット工場をたずね、最高のバットを作らせた。
打撃練習の時などは、打撃投手のボールを受けるキャッチャーに
「いいことを教えてやろう、俺は打撃が上手い。しかもますます上手くなってるぞ」
「こたえられねえなぁ。俺はなんて上手いんだろう」
「ちくしょう、なんて面白いんだ。ちっとも飽きないぜ」
などとぶつぶつ言いながら打球を全方向に打ち分けていたという。
そして同僚に打撃を誉められると、こううそぶいたという......
「当たり前だ!! どうだ俺のリスト、バットスイング、
そしてこのパワー。俺は正真正銘、世界一の強打者さ。
嘘じゃねえ、史上最強のバッターだ!!」