昨日は午後風が冷たくなり、曇り空となった。 嘗ての唱歌の唄の如くであった。 それでも午前中ベランダから西の山を眺むれば、…。
山桜の満開が山頂まで届いて見えた。 山桜の実は、ツキノワグマが最も好む食べ物だそうだ。 ここ二十年、この近辺ではツキノワグマの出没が続き、いつも話題になっていたが山の景色さえも変えてきた。 これほどの山桜が眺められるとは、三十年前には思いもやらなかったが、自然保護云々と言う運動のお陰かどうかの話は別として、山桜が増えたことは間違いない。 この地に移り住んで五十年、山の景色が変わって来たことは間違いない。 雑木林も春めいてきた。
吹く風の冷たさの中にも何処か柔らかな感触がある。 中にはこぶしの花らしき白い花が見えている。
いよいよ広島の北国も本格的春が巡って来たであろうに、コロナ騒ぎで、「芽出度さも中位」な感じである。