藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

籠城‥‥‥

2020-04-13 10:06:33 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜来の雨で、桜はあらかた散ってしまった。 右も左もコロナ騒動に明け暮れている。 こんな時は、じっと家に籠り動かない事だが、生きている限り食べる事だけは止められない。 いやいや食べる事が最大の喜びであろう。 とは言っても、食料が無ければ食べれない。 何時も奥様に小言を言われていた私だが、今回の騒動で、奥様の意見も大きく変わって来た。 買いだめを嫌がっていた奥様であるが、買い溜めが有るからじっとしていられると御満悦である。 このくらいの準備は買いだめとは言わないと、意見して置いた。 備蓄と言う。 備蓄の重要性を奥様は知らない。 田舎でいつも腹いっぱいに食べてお育ちだからである。 その点私などは、一度台風に成ると、二日は買い出しに行けなくなる場所で育ったから、常に食料は備蓄していた。 水害の時は一週間、とは言っても、未だ電気冷蔵庫の無い時代、生鮮食料品は無かったが、乾物や漬物などの保存食は切らした記憶がない。 麩とわかめの味噌汁に沢庵、目玉焼き、これがご馳走の時代であったが、貧乏人の味方は卵であった。 生で良し、焼いて良し、これほど安価で貧乏所帯を救った食料は、他になかろう。 ここは皆して籠城するのに限る。 ただし、どうしても遣らねばならない仕事も有ろう。 そうした人を支援するためにも籠城。 籠城は負け戦の時だけやる事ではない。 その覚悟を相手に示す時、用いるべし。