2月1日、りゅーとぴあでの
ルドルフ・ルッツオルガンリサイタルに行って来ました。
即興演奏の大家で、
バッハの合唱作品についても指揮者として
多くの録音を残している方です。
ヘンデル聴き始めて思いましたが、
男性のオルガニストでこのオルガンの音を
ちゃんと聴くの初めてかも知れません。
違いますね、何だか。
オルガンの音とかタッチとか。
まあ作品の作り方とかもですけど。
比較したことは無かったですが、
これは脳内で比較せざるを得ないくらい違うなと
思いました。
率直に言うと、作品によっては良いとは感じませんでした。
自由度の高いものについて、
とりわけ後半の即興演奏や、ヴィドールの作品では
面白い、素晴らしいと思う反面、
作品の構造とか構成があまり頭に入って来ない演奏スタイル
とも感じました。
メンデルスゾーンとかは特に。
素晴らしいんですよ、素晴らしいんですけどね、
直近の記憶を辿って、
僕は山本真希さん(先生)のドイツのオルガン作品
(ちょっと括りが広いですが)の演奏の方が
好きだなと思いました。
何と言うか、演奏への実直さとか構成力とかが
見える方が好きみたいですね。
でも作品によるのかもしれません。
重複ですが、
そういう意味で後半の即興演奏は特に
持ち味発揮という気がしました。
トークを交えて、客席を巻き込んで。
ただ、ちょっと、遊び要素が強くて
即興でももう少しガッツリ聴きたかったという気持ちも
ありました。
金曜日から、ずっと新潟で講習されてたんですよね。
参加されていた方が素晴らしかったということを
いろいろ書かれていたので、そちらも非常に興味深かったですが。
やはり、生で演奏を聴くと、
いろいろ感じることはあります。
聴きに行くのに、少し億劫になっている自分も
いるのですが、時間があれば行くようにしたいですね。
どうしても、楽しむというより、
感覚的に聴くというより、
指揮者目線で演奏を聴いてしまうことが多いので、
ということもあるのかもしれません。
うーん、損な仕事ですね(苦笑)。
皮膚レベルで感じる感じ方に
ちょっと憧れる最近です。
音楽に限らず、芸術とかに接する時。
感覚的に感じてはいるんですけど、
考えて理屈に落とし込もうとして、
その理屈を外にアウトプットしようとする感じ。。。
なかなか難しいところですね。
無い物ねだり(笑)