おもしろコラム

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野獣害

2011-01-31 06:32:40 | 家庭菜園
<大仁ふるさと農園日誌>
・大仁ふるさと農園でのはじめての冬。周囲を山に囲まれた農園の冬は伊東宇佐美で借りていた蜜柑園の隣の農園より相当厳しい寒さだ。
・畑は毎朝、霜柱で持ち上がる。ホウレン草や小松菜も遅々として成長しない。
・昨年夏の酷暑に続く厳寒の冬。山の実りも少なかったようで、野獣たちも餌を求めて里に下りてくる。特に、最近生息数の増加が顕著なイノシシと鹿が頻繁に出没する。
・農園には簡単な防御網が設けられているものの、彼らはこれを簡単に突破する。
・小生の畑も、キャベツをかわきりに、大根、プチヴェール、ブロッコリーが全滅した。隣接する仲間のはたけも軒並みやられている。この辺は鹿は出るが、イノシシは来ないと聞いていたが、防御網の壊れ状態を見ると、今年はイノシシも来ているようだ。
・となりの伊豆市では、イノシシと鹿専門の肉処理工場を建設中という。伊豆に住んでからこれらの肉を食する機会がなんどもあった。コクがあって中々おいしい。ただ、肉処理~流通が十分に整備されていないので、一般のスーパーや肉屋には置いていない。
・イノシシと鹿の被害は話題になるが、これらの有効利用については進んでいない。駆除などといわず、彼らを放牧していると思えばいいのだ。山際の休耕田には大根の種をばら撒いて餌用にすればいい。
・放牧と考えれば、今のように畑の周囲を囲わずに、餌畑を含む山際の周囲を柵で囲った方が、費用的にも安く済むかもしれない。
・そして、専門の猟師が、必要頭数を捕獲し、食肉加工場で処理、一般のスーパーや食肉店はもとより、伊豆ブランド肉として全国に売ればいい。
・イノシシ肉、鹿肉のブランド化はまだ、どの地区でもやっていないようなので早いもの勝ちだ。
・彼らを捕獲するには、時期や雌を除くなど、動物保護のための法律があるようだが、放牧化すれば、法律の対象外になるのでは?
・イノシシと鹿は縄文の昔から日本人の重要な蛋白源として食されてきた。鯨やイルカ同様、日本人の食文化の一環だ。
・食文化を守る意味からも、伊豆市の食肉加工場が成功し、結果として、農作物を獣から守ることにつながることを期待したい。


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