有楽町国際フォーラムで工芸アートフェアが開催中であるが、金沢の陶芸家中村卓夫氏からご招待券が届き、出かけた。久しぶりの再会である。
もう15年位前のこと、私と亡き妻は、自由が丘の画廊主大塚まりこ夫妻と金沢の近江町市場に程近い加賀料理旅館『浅田屋』に宿泊したことがあるが、その翌日、中村卓夫氏のモダンなアトリエを訪問、暫しの時間を楽しんだ。卓夫氏は中村梅山を父に持つ九谷の陶芸家である。この時、私はオブジェ風蜀台作品を頂戴したが、卓夫氏はその後、九谷焼の伝統的デザインを抜け出し、英国ウェッジウッドとのコラボレーションなど、活躍を続けている。
中村卓夫氏の作品制作のモットーは、・・“器”になることをやめた”うつわ”、“用”を離れ、作り手の意図を離れ、“場”との関係を新たに結び、表現することで、“うつわ”になること・・とのこと。まさに、新しい“うつわ”の世界である。益々のご活躍を祈りたい。(山下)

右・・中村卓夫氏

中村卓夫作品
もう15年位前のこと、私と亡き妻は、自由が丘の画廊主大塚まりこ夫妻と金沢の近江町市場に程近い加賀料理旅館『浅田屋』に宿泊したことがあるが、その翌日、中村卓夫氏のモダンなアトリエを訪問、暫しの時間を楽しんだ。卓夫氏は中村梅山を父に持つ九谷の陶芸家である。この時、私はオブジェ風蜀台作品を頂戴したが、卓夫氏はその後、九谷焼の伝統的デザインを抜け出し、英国ウェッジウッドとのコラボレーションなど、活躍を続けている。
中村卓夫氏の作品制作のモットーは、・・“器”になることをやめた”うつわ”、“用”を離れ、作り手の意図を離れ、“場”との関係を新たに結び、表現することで、“うつわ”になること・・とのこと。まさに、新しい“うつわ”の世界である。益々のご活躍を祈りたい。(山下)

右・・中村卓夫氏

中村卓夫作品