国立映画アーカイブで開催中の「映画イラストレーター宮崎祐治の仕事」展を見る。
宮崎氏のイラストは、和田誠氏のものなどと比べると、癖やデフォルメが強過ぎて、何の映画の誰なのか判別できないいこともある。という訳で、好みは分かれるところがあるが、こうして、集められたキネマ旬報誌上や書籍のイラストを改めて見ると、その多くを目にしていたことに驚いた。
中でも、キネ旬に連載され本にもなった、映画のロケ地になった東京各地をイラストを駆使して紹介する『東京映画地図』はとてもためになる。実にいい仕事だと思う。思わず、受付で販売されていた姉妹編の小冊子『鎌倉映画地図』を購入してしまった。
こうして、映画についてうだうだと愚にもつかないことを書いている物書きの端くれとしては、その映画や人物を一目で表現できる絵が描ける人はうらやましい限りだ。
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