物理学者のサム・ベケット博士(スコット・バクラ)は砂漠に建てられた研究所でタイムトラベルの研究に没頭していた。しかし政府が助成金の打ち切りを表明。サムは自分の研究の価値を証明すべく、未完成のタイムマシンに試乗し、姿を消す。気がつくとサムはタイムスリップし、別人の体に乗り移っていた。
主人公のサムがクォンタム・リープ(量子跳躍)というタイムトラベルを繰り返し、その時代の名もなき人々を助けるSFドラマ。サムはタイムリープによって精神(または魂)のみが過去の人物と入れ替わり、何らかの使命を果たすことで次のリープへと移ることを繰り返す。
タイムリープは「ジギー」と呼ばれるコンピューターが管理しており、サムの相棒のアル(ディーン・ストックウェル)は、サムにしか見えないホログラムとして登場し、ジギーの予測などを伝えてサムを助ける。
日本では、1992年9月から93年7月まで毎週金曜日WOWOWで放送された。
当時のメモを見ると、プロデューサーはドナルド・P・ベルサリオで、音楽はマイク・ポスト。第1話の監督は俳優のデビッド・ヘミングスが担当している。
例えば、74年のジョージ・フォアマン対モハメド・アリの一戦、64年のビートルズのアメリカ公演といった時事ネタや、『ロッキー』『ゴッドファーザー』『ドライビング Miss デイジー』『アパートの鍵貸します』、そしてハンフリー・ボガートや西部劇といった映画絡みのパロディも満載で、毎回楽しく見た覚えがあるが、確か途中で放送が打ち切られ、残念に思ったものだった。
https://www.youtube.com/watch?v=Y4YamBXhh0M