こちらは睡魔に悩まされた
2007年、イタリアの古都シエナで英国人女子留学生が殺害され、ルームメートの米国人女子留学生が容疑者として逮捕された。容疑者が若い美女だったため事件はスキャンダルに発展。裁判の行方が注目を集める中、報道は過熱していく。
妻に去られ、幼い娘とも離れ離れになった落ち目の映画監督トーマス(ダニエル・ブリュール)は、事件の映画化をもくろみ、裁判中のシエナを訪れるが、脚本作りは全く進まない。
監督のマイケル・ウィンターボトムは、初めから事件の“謎解き”を意図して撮ってはいない。だからミステリー映画としての面白さは求められないが、それにしても全体的に中途半端な印象を抱かされるのは否めない。
実際に起きた事件を題材に、トーマスの葛藤や苦悩を通して、親子関係や報道のあり方を描きたかったのだろうが、抽象的過ぎて、結局何が語りたかったのかと思わされる。トーマスはコカイン中毒で幻覚に悩まされるが、こちらは睡魔に悩まされた。
あえて見どころを探せば、古都シエナでのロケと、トーマスに協力するジャーナリストを演じたケイト・ベッケンセイルのセクシーな魅力か。
2007年、イタリアの古都シエナで英国人女子留学生が殺害され、ルームメートの米国人女子留学生が容疑者として逮捕された。容疑者が若い美女だったため事件はスキャンダルに発展。裁判の行方が注目を集める中、報道は過熱していく。
妻に去られ、幼い娘とも離れ離れになった落ち目の映画監督トーマス(ダニエル・ブリュール)は、事件の映画化をもくろみ、裁判中のシエナを訪れるが、脚本作りは全く進まない。
監督のマイケル・ウィンターボトムは、初めから事件の“謎解き”を意図して撮ってはいない。だからミステリー映画としての面白さは求められないが、それにしても全体的に中途半端な印象を抱かされるのは否めない。
実際に起きた事件を題材に、トーマスの葛藤や苦悩を通して、親子関係や報道のあり方を描きたかったのだろうが、抽象的過ぎて、結局何が語りたかったのかと思わされる。トーマスはコカイン中毒で幻覚に悩まされるが、こちらは睡魔に悩まされた。
あえて見どころを探せば、古都シエナでのロケと、トーマスに協力するジャーナリストを演じたケイト・ベッケンセイルのセクシーな魅力か。
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