フランスの名女優ジャンヌ・モローが監督した知られざる3作品(監督デビュー作『リュミエール』(76)『思春期』(79)『リリアン・ギッシュの肖像』(83))が、「映画作家 ジャンヌ・モロー」「女が女の映画をつくるということ」として特集上映される。
『リリアン・ギッシュの肖像』(83)(2024.10.8.オンライン試写)
インタビューを通して歴史的名女優に迫ったドキュメンタリー。
1893年にオハイオ州で生まれたギッシュは、『國民の創生』(1915)『イントレランス』(1916)『散り行く花』(1919)『東への道』(1920)『嵐の孤児』(1921)など、D・W・グリフィス監督作への出演でサイレント映画期を代表する女優となり、“アメリカ映画のファーストレディ”と呼ばれた。
83年の夏、当時55歳のモローがニューヨークで90歳のギッシュにインタビューを敢行し、彼女との対話を通して、その好奇心に満ちた人生と映画の歴史を浮かび上がらせていく。
かくしゃくとしたギッシュに対するモローの憧れや尊敬の念があふれ、あの“ジャンヌ・モロー”がかわいらしく見える。さらにインタビューアーのモローが英語に堪能で驚いた。
そして、ギッシュはこの後、あの『八月の鯨』(87)に出演するのだ。
『八月の鯨』
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