先日の「新美の巨人たち」(テレビ東京)で、昭和初期に活躍しながら、24歳で謎の失踪を遂げた版画家・藤牧義夫の「隅田川絵巻」を紹介していた。
毛筆と墨で描かれたこの絵巻は全4巻・全長50メートルに及ぶ超大作。並べてみると、遠近法や省略、誇張、主観といった映画的な手法を用いているのがよく分かる。今は群馬の館林美術館に保存されているという。一度見てみたいと思った。
興味が湧いて藤牧のことを調べてみたら、『君は隅田川に消えたのか -藤牧義夫と版画の虚実』(駒村吉重)という、ミステリータッチのノンフィクションが出版されていることを知った。読んでみようかな。
https://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/index.html?trgt=20200229
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