『遠すぎた橋』(77)(1977.7.30.池袋東急)
『史上最大の作戦』(62)で描かれた第二次世界大戦下の連合軍のノルマンディー上陸作戦から3カ月後に行われたマーケット・ガーデン作戦を描いた戦争映画の力作。さすがに大金を懸けただけあって、戦闘シーンには迫力があった。中でもパラシュート隊の降下の場面は圧巻。
加えて、スターたち、それぞれの持ち味を生かしたリチャード・アッテンボローの監督としての力量も大きなものがあると感じた。中でも、アンソニー・ホプキンス、ショーン・コネリー、ジーン・ハックマンが好演を見せる。そして、戦争の空しさを感じさせるラストの医師(ローレンス・オリビエ)の姿と、ジョン・アディソン作曲のテーマ曲が印象に残る。
【今の一言】確か、レッドフォードがやった役は、当初は『大脱走』(63)と『砲艦サンパブロ』(66)でアッテンボローと共演したスティーブ・マックィーンがやるはずだったように記憶している。もしやっていたら…。
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