田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『アパッチ』(54)

2020-04-17 13:54:43 | 映画いろいろ

『アパッチ』(54)

 19世紀末、合衆国に全面降伏したアパッチ族から、闘士のマサイ(バート・ランカスター)が脱走し、故郷に戻る。マサイはアパッチ族の自立を主張するが、恋人ナリンリ(ジーン・ピータース)の父サントスの裏切りに遭い、捕らわれてしまう。護送中に再び脱走したマサイは、単身山中に立てこもるが…。

 ランカスターが主宰するヘクト・ランカスタープロダクションが映画化。先住民が主人公の西部劇の先駆けの一本となった。監督はロバート・アルドリッチ。褐色の肌のピータースが魅力的だ。チャールズ・ブチンスキー時代のブロンソンもインディアン役で登場する。

 脚本のジェームズ・R・ウェブは、同じくランカスター主演の『ヴェラクルス』(54)『空中ブランコ』(56)の他、『大いなる西部』(58)『西部開拓史』(62)といった西部劇の脚本も書いている。

 

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『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』藤原啓治

2020-04-17 10:57:30 | 映画いろいろ

 『クレヨンしんちゃん』で野原家の“とーちゃん”ひろしを演じた声優の藤原啓治が亡くなった。彼の演技に泣き笑いさせられたのが『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(14)だった。

“普通のとーちゃん”たちへの応援歌『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/584225

こんな楽しい映画もあった。

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』(04)(2008.10.27.) 

 映画館で上映されていた西部劇の世界に迷い込んでしまったかすかべの住人たち。記憶を無くし映画のキャラクターとなりつつある彼らはどうなるのか…。

 全体的には『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(90)の影響が見られ、ディテールにも、エンニオ・モリコーネ風の音楽、ジョン・ウェインそっくりの悪徳知事、ジュリアーノ・ジェンマを意識したであろうジュリアーノを名乗る発明家、『帰らざる河』(54)『荒野の決闘』(46)のパロディー、ラスト近くには『荒野の七人』(60)の面々も登場(声はかつてテレビ放送された時の声優さんが担当)するなど、マカロニも含めて西部劇的な要素満載の雰囲気を楽しんだ。

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【ほぼ週刊映画コラム】新型コロナウイルスの感染拡大の今こそ見たい映画3 ペストや宇宙が主題の『ベニスに死す』『インベージョン』ほか

2020-04-17 07:45:48 | ほぼ週刊映画コラム

共同通信エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は
新型コロナウイルスの感染拡大の今こそ見たい映画3
ペストや宇宙が主題の
『ベニスに死す』『インベージョン』ほか

詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1223152

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