むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『血の記憶』麻野涼(文芸社文庫)

2023年03月17日 | 読書
麻野涼2作目。
アマゾンプライムで無料で読めます。
別のペンネームでノンフィクションを書いているだけあって、警察の捜査などの状況がリアルに描かれていました。
しかし、下衆 なキャラクターはどこまでの下衆で、人が良いキャラクターはどこまでも人が良いのは、小説としては物足りなさを感じました。
あまりにも、作り込まれたキャラも、小説っぽすぎてイヤですが、リアルぎるのも小説っぽくなくてイヤだというわがままな自分がいます。

外国人研修生制度の問題など社会的課題にもスポットを当てているところが読みどころでしょうか。
現場を知っているだけあって、エンターテインメントとドキュメントの中間あたりが読みたい人にオススメです。


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