むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『運動脳』アンデシュ・ハンセン(サンマーク出版)

2024年03月12日 | 読書
『スマホ脳』の著者が、ほんとうに言いたかったことが書かれています。
結論は、運動をすれば、脳の機能がアップします。それは、精神薬以上の効力があるのです。
1週間に、20分のランニング3日か、30分のウォーキング5日程度の運動で、十分な効果があるのです。それにより、記憶力が上がり、想像力も上がり、海馬をはじめとした脳の重量が増えます。
いろいろな医学者の研究であきらかなのですが、それは一般的に知られていません。なぜかと言えば、お金にならないから。みんなが歩くようになるより、精神薬を売った方が莫大な利益がでるからです。
脳トレは気休め。パズルを解くより、歩いた方が脳のいろいろな部分を使うからです。

毎日でなくてもよいので、30分程度の運動をする習慣をつけると、脳力がアップするのですから、やらない手はありません。


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2 コメント

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Unknown (象が転んだ)
2024-03-13 17:57:18
脳も運動する。
ただ、運動したから頭が良くなるではなく、心身共に良い影響を与えるのは確かですね。
精神疾患には温浴療法がいいと昔から言われてますが、これも運動する事で身体が温まるからでしょうか。
>Unknown (象が転んだ) (タック(takx007))
2024-03-13 20:41:23
運動により血行がよくなり脳の活動が増すことは確かなのですが、それは一時的なことで、この本の主張することとは異なります。
この本では、脳が分泌する脳内物質(ドーパミン、エンドルフィン、そしてこの本がもっとも注目しているBDNFなど)が、脳のどの部分に作用して、どの部分が発達するかが書かれています。
前者(血行がよくなる)と後者(脳内物質の効果)の効果の違いをはっきりさせてしますし、運動したから脳機能が良くなったのか、脳機能が良い人が運動をするようになるのかなど、科学的に検証されています。

自分では、前者も後者の効果も両方期待して取り組んでいこうと思っています。

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