殺人、テロ、詐欺、性的変態、ネット荒らし、搾取社会など、現代の悪とされているものをそれを行う人々の立場にたって(その人の気持ちになって)理解に努めようという、「絶対に無理じゃね?」というレベルのことに挑戦した本。
がんばっていることは認めるけど、どうも最後の理解という点ではぼけてしまってます。
結局は、誰でも心の隅にはそういうことがあるよね……だから、誰もが悪になる可能性があるよね……だから、みな同じ人間だよねって無理があると思ってしまいます。
しかし、かなり偏見を持って見ていたこともあることも認めます。
悪を悪だと切り捨てる前に、少し深く考えてみることが大切なのでしょう。
最新の研究や論文の引用が多くて、ためになる面も多々ある本です。
断片的な発見は複数あるので、読んでみると良い刺激になるでしょう。