で、本当にせんせいは女子中学生にちんちんをぶち込んだりするの？

ライトノベルのタイトルが酷すぎる件について。

まあね。毎月、各社から山ほどライトノベルが出ていますよ。全部把握はできていないけど、大抵は学園もので平凡な主人公を中心とするハーレム系作品だと思いますよ。

ライトノベルといえば普通の小説よりも間口が広いというか、前はもっと様々なジャンルに溢れていたと思うんですけどね。でも不況が原因で冒険ができないのか、はたまた売れ線をひた走っているのか、とにかく学園ものが多い。ハルヒがバカ売れした頃から、それが顕著になっています。

こういう学園生活を送りたかったな……という読者層（おそらく私のようなアラサーも含んでいるんじゃないかな？）のニーズに応えているのも理由の一つかもしれませんね。

ま、それはさておき。山ほど出るライトノベルの供給に、読者も腹いっぱいになっとるわけですよ。読書ってのは結構時間がかかりますからね。全部読むなんてできない。だから前から読んでいるシリーズや気に入った表紙の作品しか手に取らないという現象が起こります。

そんな理由だからかな。タイトルが露骨に長かったり、妙に捻っていたりするんですよね。タイトルで目を引いて手にとってもらおうという作戦ですよ。

またネットスラングをタイトルに盛り込んだりと、昨今本を読まなくなったという中高生たちへ、ハードルを低くしようという努力も伺えます。

この度ホビージャパン文庫の新人賞を受賞した「せんせいは何故女子中学生にちんちんをぶちこみ続けるのか？」は、来るところまで来たなあという感じです。

選評によると、タイトル通りの内容だけど、タイトルから予想される内容とは違うとなっています。奨励賞だから本にはならないかもしれないけど、こういう風にタイトルで話題になっていると、編集部も「いけるのでは？」と思い文庫化されるかもしれませんね。

でも、正直こういう露骨なのは買う気がしないね。エロ小説なら別だけどさ。