打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

官兵衛の性質

2014-04-04 22:03:05 | Weblog
「軍師官兵衛」が面白い。視聴率は振るわないみたいだが、九州北部では20%越えが続いているそうだ。まあ、この年齢になってみると、自分が好きなものの評価が低くても、特にどういうことでもなし。吾が好きなものは吾のみぞ知る……の境地だ。

さて大河ドラマの官兵衛は実直で熱血漢。さらには人情家のイメージがありますが、世間一般の黒田官兵衛のイメージにはあまり相応しくない感じがするが、意外と間違っていないものと私は考える。

官兵衛は小寺の殿さまに出来る限りの忠誠を尽くしている。ネタバレになるかもしれないが、殿さまに裏切られてからも、殿さまの子供を自分の家臣にしている所から、官兵衛の義心が伺える。

さらには官兵衛は家臣を殺したことがない。これは当時にしては非常に珍しい逸話だ。秀吉や家康ですら家臣を処断している。

ではなぜ官兵衛が腹黒で狡猾なイメージができたかというと、やはり本能寺の変の一件だろう。信長横死の報を聞いた秀吉は嘆き悲しむ。そこに官兵衛近寄って言った。

「殿、これはチャンスですぞ!」

官兵衛としては信長の亡き後に秀吉に天下を取らせたかったための発言だったが、秀吉はこれ以降、官兵衛を遠ざけるようになる。

結局、たった一言でこれまでの信頼を崩壊させてしまったというわけだ。大河ドラマでも「一言多い」タイプとして描かれている。