打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

アニメ「惡の華」感想

2013-04-11 00:01:55 | Weblog
ニコニコ動画で配信されていたから観てみた。ネットでは賛否両論激しいからどんなものかと期待してみたのですが……。

ダメだったー。好みは色々あるだろーけど、私には無理だったー。なんとか作品の魅力を読み取ろうとしたけど、どうにもならんかった。

中学生の生活を淡々と垂れ流しているようにしか見えなかったよ。もうね、冒頭の登校描写から「……え、何も起こらんの!?」と焦ってしまった。陳腐な言い回しだけど、芸大生の作った自主制作映画みたい。そういうのを狙って作ったんだったら、変わってますね、としか言えませんが。

藤子・F・不二雄のSF短編「ある日…」で佐久間さんが作った作品みたい。

作画がリアルな描写なんだけど、アニメとリアルのごちゃまぜが怖い。目鼻の動きが変にリアルなんだよね。ぶっちゃけ目にやさしくないよね。

先生に「クソムシが」というシーンから話が転がると思ったけど、結局なんか……はぁー、そうですかって感じ。で、何か意味不明な「ハナガサイタヨ」とか出てくるし。ちょっと前の古谷実作品みたいなイメージ。原作もこんな感じなのかね?

原作を知ってる人にはこれ面白いのかな? 本気でわからん。それとも「アニメ化された……それだけでいい」という感じなのかしらん。

そもそも原作と絵が全然違うんでしょ。私は自分の好きなマンガがアニメになる時は、できるだけ画風は原作に忠実にやってほしい人なんです。個性の強い絵柄のマンガほど、アニメにはしづらいってのはわかってますよ。それでも努力の跡くらいは見せて欲しいんですよ。

もし私の好きな作品がこんな作風にされたら、間違いなく怒る。だからこの作品のアニメ版に文句を言ったり怒ったりする人の気持ちもよくわかる。たとえどんなにエライ人が「この演出がわからん奴はダメだ!」と言っても、わからんもんはわかりませんわ、としか答えられない。

面白かったら原作を読んでみようと思うけど、これはちょっとなー。原作の魅力がさっぱりと伝わってこなかった。

このアニメのスタッフ、実写コンプレックスとか抱えとりゃせんか? 失礼ながら、そー感じざるを得ないんだぁー。