生まれたコンビニ、終わるコンビニ

近所に新しいコンビニがオープンした。

早速顔を出してみたが実に活気がある。従業員も元気がいいし、商品棚にはこれでもかと商品が並べられている。お弁当コーナーとパンコーナーが充実している様は独り者にとって実に心強い。「頼むぞ！」と小さくつぶやいてみたくなる。

それとは逆に、閉店前日のコンビニに行ったことがあるが、あれは実に寂しかった。

商品棚はガラガラ。もう新しい商品が入ってこないのだから当然といえば当然なのだが、うらびれたという言葉がこれほど似合う光景もそうそうないだろう。それくらい閉店前日のコンビニは寂しい。従業員の顔もどこか暗く見えるから不思議だ。

現代人にとってコンビニはもはや必要不可欠な存在になってしまっている。昔のコンビニは便利だけど値引きされていなかったが、今では普通に商品が安くなっている。やはり便利だけではやっていけないのだろう。

客にとっては嬉しいことなのだが、過剰サービスが続きすぎるのもな。いつかぶっ壊れそうな気がして怖くなる。