ゼッコーチョー

人間というのは不思議なもので。

身体に力が漲っている時に限って、気力が足りずにくだらないことをしてみたり。

また、気力に満ち溢れている時に限って身体を動かす力が足りずにくだらないことをしてしまう。

しかし、ごくたまに、気力と体力がどちらも溢れんばかりに充満している時がある。どうやら気力と体力のバイオリズムの流れがピークの部分で合致したらしい。

そうなると人間、普段ではできない事ができる。

フツーに１０ｋｍくらい歩いてみせたり、原稿用紙８枚のレポートを数時間で書き上げたりできる。絶好調である。

絶好調タイムは気力・体力だけではなく運も引き寄せるようになる。乱数の振り合いでもまず負けることがない。ジャンケン小僧の言った事が実感できる。今ならガラスのシャワーが降って来ても傷一つ負わなそうだ。そう信じる事も絶好調を維持する秘訣と思う。

ただ、怖いのがこの反動だ。絶好調を過ぎると絶不調がやってくる。

この時に乱数バトルをやると、イチロクだされたりありえないくらいバッドなタイミングで負けてしまう。うむ、縄の如しという奴だな。

こんな時間に絶好調タイムがやってきて実に悔しい。