24節気で11月7日は「立冬」
もう、暦の上では冬です。
気象庁の3か月予報では、
太平洋側は、関東地方、東海地方、近畿地方ともに、
この11月は例年よりかなり温かいという予報です。
たしかに、このところ、最低気温が例年より高めですね!
12月、1月も例年より気温高めで、暖冬傾向といわれています。
◇
ターフがまだ動くうちに
秋雨、日照不足気味で、
物足りない感じの「秋の根数」を充実させ、
暑かった夏に消耗した貯蔵糖分を、しっかり補い
「冬越し」
(乾燥害・凍害・擦り切れ対策)
(来春の芽出しの為の貯蔵糖分の充実)
の準備をしたいところです。
◇
とはいえ
この時期は一雨ごとに気温も下がって来ます。
72候 12月7日は「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」
ごろまでは、
様々な形で「冬越し準備」が可能と思われます。
◆
気温15℃を下回ると自然界の様々な菌態が活動を鈍らせます。
そんな中、
数種類の限られた微生物、
「酵母菌」「こうじ菌」などは
気温0~5℃でも活動を続ける事ができます。
そのような菌態資材の力を借りるのも良いかと思われます。
◆
オススメの資材が
主成分が「酵母」の「リストア・プラス」です。
「酵母菌」などの微生物は、
有機物を分解するときに有機酸を出すそうです。
発酵の専門家の先生が
「有機酸とは、微生物の汗です。
酵母菌などの微生物は一生懸命、糖を分解して
エネルギーを取り出しながら酸性の汗をかく。
そしてその汗が土の中からミネラルを溶かしだしたり、
キレート化して作物が吸いやすい形に変えたりと、役に立つ。」
と言われていました。
◇
酵母資材「リストア・プラス」が
秋の根数を充実させるメカニズムを説明したいと思います。
・
春~夏に施肥した「鉄」や「カルシウム」は
秋に施肥したリン酸と吸着し、
不可吸な状態で土壌の中に存在しています。
・
土壌内の地温が下がる程、
ほとんどの菌態の活動が鈍り、
晩秋~冬~早春は「酵母菌」の活動の天下です。
・
「酵母菌」は土壌内の有機残渣を分解して
糖質を生成し、ターフに貯蔵させます。
「酵母菌」が糖を分解する時に「有機酸」を放出します。
・
この有機酸が「リン酸」と吸着している
「鉄」や「カルシウム」を引き剥がし、
「リン酸」をターフが吸収できる状態にします。
・
このリン酸を吸収する事で
晩秋でも根数を充実させる事が可能と思われます。
◇
「リストア・プラス(3-0-2)」
主成分
酵母(2200百万CFU/ガロン)
アミノ酸 5.0%
フミン酸 10.0%
キレート鉄 3.0%
カリウム 2.0%
浸透湿潤剤(天然ユッカシジゲラ抽出物)
◇
下の写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで
2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。
◆
是非、試してみて下さい!
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