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今年の梅はどっち向き?季節の推移とアミノ酸系資材の選択

2018-03-11 10:25:57 | 芝草「春」にオススメの資材

ことわざに

「梅の花が上を向いて咲く年は遅霜」とあります。

梅の咲く頃に晴天が多い年、

つまり放射冷却現象が多い年は遅霜に注意との事です。

「下向きに咲く年は長雨に注意」といわれています。

雨で花粉が流亡しないように梅の花弁が下を向くそうです。

みなさんの地域の梅は 

上向きですか?下向きですか?

気象庁「梅の開花前線」↓

http://www.data.jma.go.jp/sakura/data/phn_000.html

気象庁の向こう3ヶ月の気象予報によれば、

関東、東海、近畿地方とも

3月は気温は高め、雨多め(気候不順)

4月は気温は平年並み、雨少ない(晴れ傾向)

とあります。

春先の気候は

この一年のターフの生育と

ターフクオリテイを左右するので

これからの気候不順による影響をなるべく回避したいところです。

ことわざと気象庁予報から推測すれば、

この春のテーマは

1)3月の雨と日照不足

2)3/25~4/上旬の活性鈍化と病害の侵入

と思われます。

N-P-Kに関しては、

活性があがってくるまでの液体肥料、

くいつきだしてからの固形肥料と思います。

フォロー資材としては、

日照不足、光合成不足には

アミノ酸系資材が効果的です。

活性向上には

良性菌の餌となるようなフミン酸系資材が効果的です。

その地域の季節の推移に合わせて

「NPK+フォロー資材」を選択されてはいかがでしょうか?

この春の気候不順に効果的な資材があります。

1)日照不足、光合成不足には「ターフバイタル・プロ」です。

主成分はグルタミン酸+核酸です。

グルタミン酸を吸収する事で

光合成による炭酸同化作用を代替し、

タンパク質合成でき、活性を持続します。

 トップアスリートが 疲労回復、筋肉痛解消に

「アミノバイタル」(味の素)を

 使用するメカニズムと同じ資材です。

さらにグルタミン酸を吸収したターフは

乾燥しにくく、凍結しにくいので

4月上旬の遅霜対策としても(コーライ芝にも)

効果的です。

 

2)まだ地温が低い地域の活性向上には

「リストア・プラス」です。

主成分は こうぼ+アミノ酸+フミン酸で

低温時間帯の菌態活性を向上させ

他資材のくいつきを向上させます。

3)春の根を充実させ、芽数をアップさせるには

「エッセンシャル・プラス」です。


主成分は
アミノ酸 2.75%
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物(オーキシン、サイトカイニン)
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類
ビタミンB2 ビタミンB6
です。

春のよこ根、たて根を充実させ 芽数へとつなげます。

4)3月下旬~4月上旬の病害侵入には

薬剤+「コンパニオン」が効果的です。

日照不足による活性鈍化の後に

3月下旬に、病害が侵入しやすいのも事実です。

細菌病、かさがれ病などの発生がみられる事もあります。

もちろん

薬剤や抗生物質(銅剤やアグリマイシン等)の投与も効果的ですが

「コンパニオン」と混合施用すると一層効果的に回復します。

「コンパニオン」は 

米国EPA(米国環境保護庁)に液肥としては初めて登録された

「生物学的抗菌資材(バイオロジカル・ファンジサイド)」です。

 主成分は

 バチルス・ズブチリスGB03(7~55℃で活動)です。

 施肥後、素早く毛根周囲に群生し、

 筒状のシールド(保護膜)を形成し、根を守ります。

 効能としては

・古茎根や有機残渣を分解しながら、

病害菌の細胞壁を自ら生成する抗生物質で破壊する資材です。

・ケミカル殺菌剤と混合使用する事により、

 ケミカル殺菌剤の効きが良くなると同時に

 病害が耐性を獲得する事を抑制します。

 ・殺菌剤の使用により減少した良性菌を補充する事で、

菌態バランス(B/Fバランス)が整い、病害からの早期回復を図ります。

・自らオーキシン様物質を生成。根の発達を刺激します。

是非試してみて下さい!

よろしくお願いします!(^^)


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