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桜開花。「花冷え」と菌態バランスの崩れに。

2018-03-18 08:37:04 | 芝草「春」にオススメの資材

24節気で3月21日は「春分」

まだまだ肌寒い日はあるものの

日差しは「春」そのものですね!

72候で3月26日に「桜始開(さくらはじめてひらく)」とあります。

17日に東京で開花が発表されました。

平年より9日早い開花でした。

今年の冬は、寒気が日本付近に流れ込みやすく、寒い日が続きました。

特に2月は非常に厳しい寒さとなったため、

花芽の成長は2月末時点ではやや遅れ気味だったとみられます。

しかし、3月に入ってかなり暖かい日が多くなってきたため、

2月の遅れを一気に取り戻す形で、

全国的に平年より早い開花となる地域が多いです。

一方で、

72候の3月31日「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」

とあるように

3月後半~4月前半は気圧配置が変化しやすく、

日照も気温も安定しない時期です。

「花冷え」や「遅霜」などの言葉があるように

ターフの活性が上がりにくい気象条件

+

土壌内の菌態バランスの崩れから

「細菌病」などが侵入しやすい時期と思われます。

>日照不足(光合成不足)に負けないような肥培

>遅霜への対策

>菌態活性バランスが原因で侵入する病害への施薬

が大切な時期と思われます。

しかし、

72候の4月25日「霜止出苗(しもやみてなえいずる)」

(霜が終わり稲の苗が生長する頃)

の頃には気候も安定し、

ターフクオリテイの向上に専念できる時期の到来です!

この春の「日照不足」「花冷え」「遅霜」に効果的な資材があります。

1)日照不足、霜害軽減には

「ターフバイタル・プロ」です。

 主成分はグルタミン酸+核酸です。

 グルタミン酸を吸収する事で、

光合成による炭酸同化作用になりかわり、

 タンパク質合成でき、活性を持続します。

 トップアスリートが 疲労回復、筋肉痛解消に

 「アミノバイタル」(味の素)を

 使用するメカニズムと同じ資材です。

 さらにグルタミン酸を吸収したターフは、乾燥しにくく、凍結しにくいので

 4月上旬の遅霜対策としても(コーライ芝にも)効果的です。

 

 2)花冷えには

「リストア・プラス」です。

主成分は こうぼ+アミノ酸+フミン酸で

”酵母(こうぼ)”は

地温0~5℃でも動く良性菌で

低温時間帯の菌態活性を向上させ

他資材のくいつきを向上させます。

3)病害侵入抑制と回復には

 薬剤+「コンパニオン」が効果的です。

 日照不足と低温による活性鈍化が起こる3月下旬~4月上旬に、

細菌病などの病害が侵入しやすいのも、ここ数年の傾向です。

殺菌剤や抗生物質(銅剤やアグリマイシン等)の投与と共に、

 「コンパニオン」を混合施用すると

崩れた菌態活性バランスをたてなおし、効果的に回復を図ります。

 「コンパニオン」は 

 米国EPA(米国環境保護庁)に液肥としては初めて登録された

 「生物学的抗菌資材(バイオロジカル・ファンジサイド)」です。

 主成分は

 バチルス・ズブチリスGB03(7~55℃で活動)です。

 施肥後、素早く毛根周囲に群生し、

 筒状のシールド(保護膜)を形成し、根を守ります。

 効能としては

 ・古茎根や有機残渣を分解しながら、

 病害の菌核を自ら生成する抗生物質で破壊する

 ・ケミカル殺菌剤と混合使用する事により、

 ケミカル殺菌剤の効きが良くなると同時に

 病害が耐性を獲得する事を抑制する

 ・殺菌剤の使用により減少した良性菌を補充する事で、

 菌態バランス(B/Fバランス)が整い、病害からの早期回復を図ります。

 ・自らオーキシン様物質を生成。根の発達を刺激します。

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 


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