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佐大ワンゲル合宿記 信州編(その3)

2016年11月25日 | サイゴン生活

 前回の記事は、「赤岳鉱泉から次の目的地である「霧ヶ峰」へ自転車で向かう。」まで。

 前回の投稿から随分時間が経過してしまったが、それは36年前の記憶を呼び起こして書いているため。

 赤岳鉱泉から蓼科高原へ雨に濡れながら向かう。8月とはいえ、ここは信州の山岳地帯。雨に濡れると体感温度が下がってかなり寒くなる。自転車に積んでいる荷物もびしょ濡れ。

 そんな中、気力を振り絞って走っていると、1台の車が通りかかり、「うちによっていかんね」とお誘いを受けた。その方は、近くでペンションを経営している方で、私達5人にとっては大変嬉しいお誘い。

 ペンションに上がって温かい飲み物をいただいた。ここら一帯は標高が高いので、私の記憶では暖炉がくべてあったように思う。

 温かい飲み物をいただいて、ペンションを後にした。佐賀に帰りついてからお礼状も書かなかったのが心残り。こんなに親切にしていただいたのに。

 濡れた体のまま、白樺湖霧ヶ峰、美ヶ原高原に通じるビーナスラインを走る。

 ビーナスラインhttp://find-travel.jp/article/4886

        →http://www.tateshina-ai.co.jp/venusline_a.html

 ここはアップダウンのきつ~いコースで、車やバイクでもスリリングなドライブが楽しめる所。このコースの中で特にきつかったのが、「和田峠」。

 和田峠→http://www.boriko.com/weblog/archives/8065

 このサイクリストが紹介している通り、心臓が飛び出るんじゃないかと思うほどの急登。しかも私達はキャンプに必要なテント、食料、ガソリンなど30キロを超える荷物を積んで登っていく。

 この辛さは半端じゃない。36年経った今でも、そのきつかったことを鮮明に覚えている。

 そして、夕刻、美ヶ原高原にばてばてで到着。メンバー5人はテントを設営する元気もなく、芝生にマットを置き、テントを上からかけて爆睡した。

 翌朝、がやがやという人の声で目を覚ました。死んだふりして聞いていると、「なんか変だよ。人が死んでいるんじゃない?」という声。

 これも無視して眠りこける。こんなに疲れていたんだ。

 美ヶ原高原から諏訪盆地、高遠を経て、今度は富士山に次いで日本で2番目に高い山「北岳」の登山口「広河原」へ向かう。

 「北岳」→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E5%B2%B3

 「広河原」→http://katanokoya.com/access.html

 もう眠くなってきたので、次回は広河原へ向かうから。

 


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先生の日

2016年11月24日 | 大学生活

 H大学では、日本語(語彙、文法、読解、聴解)だけでなく、その背景にある日本文化、歴史、地理などを教えています。私が担当しているのは、歴史、地理、会話、ビジネス会話。

 卒業後、日本企業に就職するのを希望している学生が多いので、ビジネス会話がカリキュラムに入っています。

 私が担当している3年生(3クラス)の歴史の授業。途中の休憩時間に、先生の日のプレゼントをいただきました。

 何らかの理由で、昼食を食べる時間がなかった学生が、休憩時間に廊下で食べています。

 

 

 

 

 プレゼントにもらったのは「シクロ」の模型

「シクロ」→http://vietnam.navi.com/special/5002601

 


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先生の日

2016年11月23日 | サイゴン生活

 先生の日「SU・・KO」

 先週18日(金)、T幹事長御用達の「 SU・・KO」にて、先生の日を祝う盛大な祝賀パーティが開催されました。

 右は、私が勤めるH大学で4年前までの3年間教師をしていたというМ先生。私は、3年前からH大学で教師をしているので面識がない。

 今は、大阪の専門学校で事務職をしておられる。

 右の男性は、出版社「アスク」の社長Aさん(80歳)。その左は社長秘書のRさん(香港籍で、広東語、英語及び日本語を話す。日本語のレベルは、目をつぶって聞いていても日本人と間違うほど流暢。社長が海外出張するときは、日本語、英語及び中国語の通訳として随行している。すごい人がいるもんだ。

 

 「先生の日」カンパ~い。

 

 

 

 右がアスク社長。

 「アスク」→http://www.ask-books.com/?cat=1

 

 

 左はSU・・KO会幹事長のT先生

 

 

 右は、以前H大学で教えていたМ先生

 

 

 

 

 

 

 左は、NTT DATAベトナムで日本語教師をしているHさん。ベトナム在住歴10年。私が「もう日本へは帰らないのですか?」と聞くと、「そんなことはありませんよ。いつかは・・」。

 ここは熱帯なので、夏服を買いに年に1~2回、日本に帰るのが楽しみだとか。

 

 右はSさん。最近ベトナム人女性と結婚して、T幹事長に結婚の挨拶。

 いや~照れるな~。

 

 


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先生の日

2016年11月22日 | 大学生活

 H大学の授業は、朝7時から始まります。1年前までは7時半だったのが、30分早くなりました。大学の向かいにある保育園も7時から園児を預かっています。熱帯の国なので、朝、涼しい内に仕事を初めて、夕方は早く仕事を終えて家に帰る。そういう生活習慣なんです。

 夕方早くといっても大学では終了時間は4時10分なので、7時から働いているとあまり早いとは感じない。こういうと、「なんて贅沢な」という言葉が聞こえてきそうな気がする。「俺たちはもっともっと長時間働いているんだぞっと。」

 もう一ついいのは、午前中の授業が終わる11時20分から午後の授業が始まる12時40分までの

1時間20分、学内にある自分の部屋でコーヒーを飲んでくつろいだり仮眠ができること。これ「最高!」

 そして、部屋で仮眠していた昨日の昼、今度は4年生の学生達が教師寮の入り口で私を呼んでいる。

 慌てて服を着て出てみると、「先生の日が日曜だったので、今日、私たちが手作りした花を持ってきました。3年間本当にお世話になりました。」

 慌てて出たのでこの格好

 

 学生達が手作りした花

 

 

 

 これは2年前、学生達と一緒に食事をした時の写真。現像して持ってきてくれた。

 


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ベトナム語

2016年11月20日 | サイゴン生活

 昨日、技能実習生送り出し機関の祝賀パーティーに参加させてもらった時のこと。

 誘ってくれたH大学のT先生の説明によると、「その学校の校長のメイン業務は軍医。技能実習生送り出し機関を設立するには、政府の許認可などで政府と親密なつながりがなければ事実上不可能といわれている。校長は軍関係者なので許認可などがスムーズに行われた。」

 日本企業が単独でこういう送り出し機関を設立するのは不可能で、ベトナム企業と合弁などの形態をとらなければならないのだそうだ。

 祝賀パーティーの開始時間は8時ということで、T先生にH大学に迎えに来てもらい、8時少し前に会場に着くと、椅子や机の準備などの最中で、学生もまだ集まっていない状況で、来賓は一人もいない。

 本当の開始時間は9時(終了は11時)。来賓席には校長の知り合いの軍関係者と警察関係者が招待されていて、その方々が到着したのは11時少し前。その方達は、祝賀パーティーの後に開催される祝宴への参加が目的だった。

 でも、校長は8時過ぎに会場に到着して、先生や学生達に指示を出している。しばらくすると、校長が私とT先生を校長室に案内してくれた。T先生も校長室に入るのは初めてらしい。

 その校長は46歳。子供は17歳の娘と10歳の息子。校長室に入る時は緊張した。軍関係者なので、ふんぞり返っているかと思いきや、まるで正反対で物腰の柔らかい方で終始にこやか。

 そこでの校長と私の会話。通訳はT先生。T先生はベトナム語を10年勉強していて、奥さんはベトナム人。

 校長:「ベトナム語は覚えましたか」

 私 :「はい、5つ覚えました」

    ・・・ここに住み始めて4年弱で、たった5つの言葉しか覚えられないとはどうだろうかと自分でも思うんだけど・・

 この地で生活するのに一番役に立つのは、次の言葉。

 Xin loi(シンローイ)。

 ⇒http://www.viet.kankoguide.info/greeting/thank-you-sorry.html

 

 ベトナム語は発音記号が複雑に付いていて、その通りに正確に発音しないと「???」と全く通じない。でも、この「シンローイ」はそのとおりに使っても通じる。

 おしゃべりボランティア会長行きつけの「SUSIKO」からの帰り道はタクシーを利用する。その際、ぼったくられないように、帰る最短ルートは頭に入っている。タクシー運転手が遠回りをしようとしたら、この魔法の言葉「シンローイ、チャンフンダオ」。

 チャンフンダオは通りの名前。この通りを行くと一番安く大学に行ける。しかも「シンローイ」と丁寧にお願いしているんだから運転手も悪い気がしない。

 最高だぜ「シンローイ


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