広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

弘前いろいろ

2012-10-28 20:56:41 | 津軽のいろいろ
この記事に続いて、弘前の話題をいくつか。

●相変わらずリンゴづくし
りんごの町・弘前のリンゴへのこだわりは、4年前にもアップした
巨大なリンゴのオブジェが、弘前駅の改札内や自由通路のどこかに置かれていて、駅に降り立った人を迎えてくれる。
今回は、改札口の真正面の自由通路に置かれていた。
改札を出ると巨大リンゴが目に飛び込む
今までは、「健康と美容に 弘前りんご」と文字が入っていたり、金魚ねぷたに変装させられたりしていた。
でも、現在は、
裏側にも何もない
文字や装飾が一切ない状態。だから、
よりリアル
さらによく見ると、裏面(改札口とは逆側)に、
分かりにくいですが矢印部分
40センチ四方ほどのネジ止めされた「フタ」のようなものがある。ここを開けると中に入れたりするのだろうか? ※関連した話題はこの記事後半

それにしても、弘前駅は中高年の団体客(白神山地方面へ行く雰囲気)や欧米系外国人観光客が多かった。

自由通路から1階へ降りるエスカレーターのところにあった「毎月5日はりんごを食べる日」という表示はなくなったようだが、今は、
「弘前りんご博覧会」
弘前市が主体となって、今年10月と11月にリンゴにちなむイベント(従来から開催されているイベントも含む)を連続的に行なっている。「食、街並み、アート、イベントなど、あらゆる場面にりんごを散りばめ、私たちの「りんご」の素晴らしさを、広く内外にアピール」する、リンゴ収穫感謝祭みたいなものだろうか。

駅から外に出ると、壁(観光案内所向かい)に大きな表示
「りんごの街のアップルパイはいかが?」
たしか弘前商工会議所が言い出しっぺだったかと思うが、数年前から弘前は「アップルパイの町」として宣伝している。
上の表示と同じデザインの弘前観光コンベンション協会のガイドマップ(同協会のサイトにも掲載)には、45店舗のアップルパイが紹介(甘さ・酸味・シナモンの有無など特徴が掲載)されている。
迷うほど豊富
たしかに1つの街にこんなにアップルパイが存在するのは多いほうだと思う。さすがリンゴの街だ。


●彼岸花
大学病院の裏・弘前高校隣の「金剛山最勝院」。日本最北の五重塔(重要文化財)がある。
夜間・早朝は閉まっています
このお寺で、ヒガンバナが咲くという話を数年前に知った。

前から何度か言っているけれど、北東北では、ヒガンバナは珍しい部類の植物。「秋田県由利本荘市北部の松ヶ崎が分布の北限」という話を聞いたことがあるが、それより北の秋田市内でもたまに生えているけれど…
秋田市よりやや寒い弘前ではかなり珍しく、最勝院の住職が10年以上試行錯誤を重ねて咲くようになったとのこと。
境内の一角に咲いていた
思ったほど密ではなく、若干草丈が小さい感じもしたが、きれいに・たくさん咲いていた。


●土淵川
弘前市中心部を流れる「土淵川(つちぶちがわ)」。
秋田市の旭川のように護岸が固められて川岸に下りられず、あまり水がきれいでない感じもするものの、川沿いに自転車道があるなど親しまれている。
弘南鉄道大鰐線は、中央弘前駅からしばらく川沿いを走る。車窓から眺めていると、川の中で工事をしていた。
ちょうど最勝院の裏あたり
川のこちら側はすぐ線路、対岸の道路は通行止めになっているようで、車窓からしか工事の様子を見られないかもしれない。
せき止めている

太い管で水を迂回させていた
【2013年2月26日追記】土淵川では、2012年初めに、流雪溝から流れ込んだり、川に直接投棄された雪がたまって、流れがふさがって水位が上昇したことがあったそうだ。
2013年の初めにも川はふさがったものの、陸奥新報によれば「(弘前市が)詰まらないように解消策を講じており、雪の下を水が流れている状態」になっている。この時の工事が、その解消策なのかもしれない。


●校舎
以前、秋田市立学校の校舎には、デザインに共通性があることを紹介した。そういえば弘前市立の学校は?
土手町の真ん中に、市立第一大成(たいせい)小学校があった。児童数減少に伴い、2002年にすぐ近く(直線で400メートルほどしか離れていない)にある第二大成小学校に統合して、市立大成小学校となっていた。
空いた旧第一大成小校舎は、弘前市役所「土手町分庁舎」として使われている。
土手町分庁舎(近くのホテルから撮影)
今も外見は学校そのもので、鉄筋コンクリート造と思われる、古めの建物。
肌色っぽい外壁は、秋田市では珍しいが全国的には普通か。てっぺんに集合煙突が並ぶのは北国らしい。
秋田市民として違和感を感じるのは、最上部の構造。
平らな屋上ではない
てっぺんが、金属製の少し角度がついた「屋根」になっている。
おそらく、積雪対策で、雪が下に落ちるようにしているのだろう。
弘前では、他の市立学校のほか、県立高校や団地でも、同じような屋根がついているものがある。

丘(?)の上にもそっくりの建物。手前は弘前大学
たぶん市立南中学校。だとすれば1984年開校だからその当時の設計・建築か。
秋田市では箱型校舎からベランダ付き校舎への移行期だったが、その一世代前の校舎のようでちょっと古臭く感じる。

最近建設された弘前市立学校の校舎(大成小、第三中など)は、屋上が平らで今風のデザインに変わっている。

※弘前の校舎に関する記事はこちら


●看板
秋田ではなぜかほとんどが黄緑色の工事内容を表示する看板。以前見たように、青森ではそうではなかった
(前回の再掲)民間のものだけど、写真入りが流行り?

弘前市立図書館で、2つの設備関係の工事が行われていて、その看板。

秋田だったら、こういう工事(自治体発注の館内設備工事)でも黄緑色の看板が設置されるものだけど、ここは道路工事の看板のような形式。
一方で、秋田では見られない請負金額が表示されている。


最後に、ごみ収集場所にあった、町外からごみを持ち込ませないための看板。
弘前市が設置したもののようだ
スキップしているようで、罪悪感がなさそうな足取り。
※この手の看板の別の図柄について

※次の弘前の記事

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2 コメント

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徹底的に (mugi-shochu)
2012-10-28 21:38:01
戦略としてリンゴづくしで行くというのはアリだと思いますよ。
ついでに(と言っては失礼かも知れませんが)、アップルパイの全国大会かなんかを開催するのもいいかも・・・
リンゴが特産なのは自他共に認めるところでしょうから、やるんだったら徹底的にこだわって欲しいところですね。

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リンゴ産地として (taic02)
2012-10-29 00:01:25
リンゴ産地としての自信の現れですから、とことんこだわるのもいいでしょうね。
市内だけでも45店舗が散在していて食べ歩きしにくいので、いくかの店のものを一箇所で食べ比べられるイベントが開かれることはあります。
巨大アップルパイでギネスに挑戦する動きもあり、直径2メートルまでできるようになったとか。
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