また寒波がやってきた
昨日の秋田市は最高気温もマイナスで、今シーズン初の真冬日になった。今日も今のところマイナスの気温なので真冬日になるだろう。
雪も降って積もり、積雪は20センチ程度。気温が低いので融けにくく、車道も白いままの道路が目に付く。
さて、以前、縦型の信号機が一般的だという、雪国ならではの事情を紹介したが、ほかにも雪国ならではのアイテムがあります。
停止線
雪国の交差点や横断歩道の光景
我々雪国に生まれ育った者には見慣れた風景だが、そうでない方には見慣れないものが写っているはず。
「停止線」の標識
路面には停止位置を示す白線が引かれている。雪国でもそうだが、雪が積もるとその線が隠れてしまう。(上の写真ではわずかに見えている)
そうなると、どこが停止位置か分からないので、それを知らせるため、路肩にこの標識が設置されている。かつては縦書きの文字だけの標識だったが、現在はこのデザインに変わり、秋田では設置されていない交差点の方が少ないかもしれない。
でも、雪が積もらない地域では、よほど特殊な事情がない限り設置されない標識だそうで、教習所や免許講習のテキストでしかお目に掛からないようだ。
消火栓
写真右端の赤いもの
消防車のホースを連結して、消火用水を供給する「消火栓」なのだが、これも雪国ならではらしい。
雪国以外では地下式(マンホール?)になっているそうなのだが、積雪地では埋まったりフタが凍結して使えない場合があるので、接続部が地上部に飛び出している。車がぶつかって壊されることもあるけれど。
「消火栓」という背の高い広告付き看板で遠くから存在が分かるようにしているが、この看板は地下式の地域でも設置されているようだ。
中には看板のない消火栓もあり、積雪時には分かりにくいためと思われるが、秋田市消防本部では冬期はこのようにしている。
赤い旗を付けた竹竿を設置
今回初めて見つけたのが、
後ろのバス停よりも低い旗。本体は見えないので地下式消火栓なのだろうか?
積雪時は消防車が巡回し、消火栓周囲の除雪をしていることもある。
※旗の撤去の様子
※2011年~2012年の冬に、若干の変化が
※旗についての2013年の状況(リンク先後半)
※参考までに消火栓の更新について。
散布車
雪が積もるとこんなトラックが道路を走る
僕は秋田市の車しか見たことがない(少なくとも2台ある)。
後部には「除雪車」と表示がある
といっても、雪をかき集めたりはね飛ばしたりする「除雪」の作業はしていない。
後部の下の方(赤色矢印)から、白い粒状のものを飛ばしている
これは「凍結防止剤(凍結抑制剤)」を撒く「凍結防止剤散布車」だ。「道路の雪対策をする車両」といった広い意味合いで「除雪車」の表示をしているのだろう。
ゆっくり走るわけでなく、他車と一緒の速度で走りながら散布していた。一度に多量に撒いても意味がなく(後述の通り、害があるから?)、少しだけ散布すればいいのだろうか。
また、交差点など任意の場所でバラバラと多めに散布していたので、運転席から散布量を加減できるようだ。
凍結防止剤の正体は「塩化カルシウム」で、水が凍る温度を下げることで、路面を凍結させない仕組み。よく「融雪剤」と呼ぶこともあるが、「雪を融かす」わけでなく、「凍りにくくする」のだから、適切な呼び方ではないようだ。
スパイクタイヤの禁止・スタッドレスタイヤ化に伴い、散布量が増える傾向にあり、車体や周囲の構造物・植物などに塩害をもたらすとして問題視する声もある。
散布車の真後ろを走行するのは避けた方が無難かも。
【22時追記】凍結防止剤について、国交省弘前国道維持出張所のサイトに説明のページがあった。
http://www.thr.mlit.go.jp/aomori/syutu/hirokoku/05-2yakuzai/yakuzai.html
同出張所では、塩化カルシウムは高価なので緊急時の手撒き用とし、通常は塩化ナトリウム(つまり塩)を散布しているとのこと。秋田市が撒いていたのはどちらなのだろう?
また、同出張所では直線区間での散布は行わず、カーブ・坂・交差点等、凍結しやすい場所のみに散布しているそうだ。
そして、やっぱり「薬剤散布車を見かけたら、出来るだけ車間距離を取るようお願いします!」とのこと。
雪煙
低温のため秋田市内の雪もパウダースノー。
接近してくる電車の両側がなんかすごいことになってる?!
雪煙を巻き上げて走っている!
カッコよかったけど、このあと真っ白い世界になりました。(乾いた雪なので体にはほとんど付着しなかった)
昨日の秋田市は最高気温もマイナスで、今シーズン初の真冬日になった。今日も今のところマイナスの気温なので真冬日になるだろう。
雪も降って積もり、積雪は20センチ程度。気温が低いので融けにくく、車道も白いままの道路が目に付く。
さて、以前、縦型の信号機が一般的だという、雪国ならではの事情を紹介したが、ほかにも雪国ならではのアイテムがあります。
停止線
雪国の交差点や横断歩道の光景
我々雪国に生まれ育った者には見慣れた風景だが、そうでない方には見慣れないものが写っているはず。
「停止線」の標識
路面には停止位置を示す白線が引かれている。雪国でもそうだが、雪が積もるとその線が隠れてしまう。(上の写真ではわずかに見えている)
そうなると、どこが停止位置か分からないので、それを知らせるため、路肩にこの標識が設置されている。かつては縦書きの文字だけの標識だったが、現在はこのデザインに変わり、秋田では設置されていない交差点の方が少ないかもしれない。
でも、雪が積もらない地域では、よほど特殊な事情がない限り設置されない標識だそうで、教習所や免許講習のテキストでしかお目に掛からないようだ。
消火栓
写真右端の赤いもの
消防車のホースを連結して、消火用水を供給する「消火栓」なのだが、これも雪国ならではらしい。
雪国以外では地下式(マンホール?)になっているそうなのだが、積雪地では埋まったりフタが凍結して使えない場合があるので、接続部が地上部に飛び出している。車がぶつかって壊されることもあるけれど。
「消火栓」という背の高い広告付き看板で遠くから存在が分かるようにしているが、この看板は地下式の地域でも設置されているようだ。
中には看板のない消火栓もあり、積雪時には分かりにくいためと思われるが、秋田市消防本部では冬期はこのようにしている。
赤い旗を付けた竹竿を設置
今回初めて見つけたのが、
後ろのバス停よりも低い旗。本体は見えないので地下式消火栓なのだろうか?
積雪時は消防車が巡回し、消火栓周囲の除雪をしていることもある。
※旗の撤去の様子
※2011年~2012年の冬に、若干の変化が
※旗についての2013年の状況(リンク先後半)
※参考までに消火栓の更新について。
散布車
雪が積もるとこんなトラックが道路を走る
僕は秋田市の車しか見たことがない(少なくとも2台ある)。
後部には「除雪車」と表示がある
といっても、雪をかき集めたりはね飛ばしたりする「除雪」の作業はしていない。
後部の下の方(赤色矢印)から、白い粒状のものを飛ばしている
これは「凍結防止剤(凍結抑制剤)」を撒く「凍結防止剤散布車」だ。「道路の雪対策をする車両」といった広い意味合いで「除雪車」の表示をしているのだろう。
ゆっくり走るわけでなく、他車と一緒の速度で走りながら散布していた。一度に多量に撒いても意味がなく(後述の通り、害があるから?)、少しだけ散布すればいいのだろうか。
また、交差点など任意の場所でバラバラと多めに散布していたので、運転席から散布量を加減できるようだ。
凍結防止剤の正体は「塩化カルシウム」で、水が凍る温度を下げることで、路面を凍結させない仕組み。よく「融雪剤」と呼ぶこともあるが、「雪を融かす」わけでなく、「凍りにくくする」のだから、適切な呼び方ではないようだ。
スパイクタイヤの禁止・スタッドレスタイヤ化に伴い、散布量が増える傾向にあり、車体や周囲の構造物・植物などに塩害をもたらすとして問題視する声もある。
散布車の真後ろを走行するのは避けた方が無難かも。
【22時追記】凍結防止剤について、国交省弘前国道維持出張所のサイトに説明のページがあった。
http://www.thr.mlit.go.jp/aomori/syutu/hirokoku/05-2yakuzai/yakuzai.html
同出張所では、塩化カルシウムは高価なので緊急時の手撒き用とし、通常は塩化ナトリウム(つまり塩)を散布しているとのこと。秋田市が撒いていたのはどちらなのだろう?
また、同出張所では直線区間での散布は行わず、カーブ・坂・交差点等、凍結しやすい場所のみに散布しているそうだ。
そして、やっぱり「薬剤散布車を見かけたら、出来るだけ車間距離を取るようお願いします!」とのこと。
雪煙
低温のため秋田市内の雪もパウダースノー。
接近してくる電車の両側がなんかすごいことになってる?!
雪煙を巻き上げて走っている!
カッコよかったけど、このあと真っ白い世界になりました。(乾いた雪なので体にはほとんど付着しなかった)
毎朝、5時15分に秋田市よりブログを発信している還暦過ぎた親父ですが、『凍結防止剤散布車』の画像を転載してよろしいでしょうか?
転載であることを示していただければ、構いませんよ。どうぞお使いください。
ありがとうございます。