広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

ウナギの駅弁

2010-01-14 19:39:01 | 各地お土産・食べ物
静岡県西部の浜名湖と言えばウナギ。近くの浜松駅で駅弁を製造・販売するのは、安政元(1854)年に浜松城主から名付けてもらったという「自笑亭(じしょうてい)」。幕の内なども製造するが、ウナギの駅弁を何種類か出しており、駅ビルの店では、実演販売もしていたはず。
材料が材料だから値段が高いのだが、僕は「せっかく浜松を通るんだから…」とついつい買ってしまう。「こだま」号などは浜松で数分間停車するのでその時間を利用して。
「うなぎ弁当(ふんわり赤ワイン仕込蒲焼き)」1300円
駅弁としては高価な部類だが、浜松のウナギ駅弁の中では普通のお値段。掛け紙が今風のデザインだが、2001年発売開始のまだ新しい商品。自笑亭の主力商品として扱われており、浜松駅だけでなく、東海道新幹線の隣駅・掛川駅でも販売されており、入手しやすい。
浜松・掛川の新幹線ホームの売店では、保温して売っているので温かいものが買えるのがうれしい。加熱式だとかさばったり高価になったりするが、この売り方なら問題ない。
中味の見た目は殺風景
東日本で一般的なウナギの蒲焼き。「赤ワイン仕込」と銘打っているが、ワインの味がするわけでなく、ワインで仕込むことによって柔らかくするのが目的らしい(以前の製品は日本酒を使っていたとか)。
タレと粉山椒が別添え。わさび漬けが入っているのが静岡らしい
レストランにあるような紙ナプキンが付いているのが珍しい。タレで手が汚れるからウェットティッシュを付けてほしいところだが、コストの問題かな。
なお、以前は1200円でわさび漬け以外の漬け物も入っていた。

ウナギは柔らかくておいしい。赤ワインの効果か?
秋田で有名な某商店のウナギより柔らかく、味も負けない(こちらの方が品があるかな)。駅弁でこの味は大満足。

この商品が発売された時、同時に「白ワイン仕込」という商品も発売された。関西風の白焼きで、ワサビを擦って食べるものだったと聞いている。旅行や駅弁の「通」の中には、「白ワイン仕込はとてもおいしい」と語る人が多かった。
だが、白ワイン仕込は東日本人に馴染みのない関西風のためかあまり人気がなかったようで、後に予約品となり、さらにはいつの間にか製造中止になり、僕は食べることができなかった。残念。

浜松市内のお店で食べた方がおいしいのかもしれないし、東海地方では豊橋や三島のウナギ駅弁もおいしいという話も聞くが、ウナギの本場のウナギの駅弁もお試しあれ。

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