2011年秋から2012年春にかけて、秋田市八橋(やばせ)に新しい道路が開通した状況を何度か紹介した。※最初の記事が2011年8月、最後の記事が2012年3月
草生津川(くそうづがわ)東岸と並行するように、八橋地区を南北に貫く市道「都市計画道路外旭川新川線」。
「やばせ橋」たもとから北に向かって段階的に開通し、最終的には新国道(という名の県道56号線)の「野村」交差点に至り、秋田北インター方面の県道72号線に続く計画らしい。
2012年春の段階では、当ブログで「C工区」と仮に名付けた部分の北側までが開通した。
その北端が交わる東西方向の既存道路は、
ト一屋(現・ドジャース)~三本橋~ユーランドホテル八橋~ローソン秋田寺内イサノ店~秋田運輸支局~新国道・操車場入口交差点
の通りで、ローソンの東側に新しく丁字路交差点が造られた。
(再掲)2012年南側から。右が新国道方向
その後、さらに北へ進むべく工事が始まりそうではあったが、当分かかりそうだと思っていた。
それから3年。
開通しそうだとか開通したとかいう話を耳にしたので、久しぶりに行ってみた。
ローソンの交差点(上の再掲写真と同じアングル)
丁字路が十字路になって、北側が開通していた!
広報などには出ていなかったと思うけど、いつの間に…
東側から。右が延伸した道路
開通区間から振り返って、交差点と南側の既存区間。右がユーランドホテル
※ここの信号機については、最後に。
今回の開通区間でも、これまでの開通区間と似たような光景の道路が、住宅地を北へと延びていた。

すぐに突き当りが見える。開通区間と交わる東西方向の生活道路が1本あるが、横断歩道は設けられていない。
新たに開通したのは220メートルほど。
八橋地区から寺内地区に変わって、全区間が寺内字イサノ地内。
北端の突き当り
今までの工区同様、北端はとりあえず信号機のない丁字路で既存の東西方向の狭い道路と交わる。新しい道路側が「止まれ」で、横断歩道は設置。
東西の既存道は、三千刈橋~秋田基準寝具工場~合流点~新国道。
西方向。すぐに点滅信号があり、その先に三千刈橋
東(新国道)方向
合流点から新国道までは260メートル。新国道は東京靴流通センター、ネッツトヨタ、日産サティオの所の無名交差点。
突き当りからこれまでの開通区間(南方向)を振り返る。やばせ橋までは1.3キロ
交わる既存道路の交通量が元から多くないこともあるのか、開通区間を通る車は少なめ。【10日追記】したがって、今回の開通でもたらされる効果は限定的だと思う。
ただし、以前の繰り返しになるが、生活道路・通学路の中に広い道路ができて、信号機もないので、無謀な運転をする車が流入して来ないかは心配。
ここからさらに北へ工事が始まって、いつか道ができるのだろう。野村交差点までは直線で360メートル(どこかでカーブする必要はありそう)。※この後、2019年3月25日に残りが開通し、野村交差点までつながった。
さて、開通区間南端の丁字路から十字路に変わった、ローソンの交差点の信号機。
車両用は、丁字路の突き当りだった側の片面が両面化されたので、2台増。(最近流行り? の1方向につき1台への減少は実施されなかった)
北側に横断歩道が1本新設されたので、歩行者用は2台増。
実際の作業としては単純な増設ではなく、既存の信号機も一部撤去して、新品で更新する手順が取られた。歩行者用が1台、車両用が突き当たり側の2台が撤去されたので、トータルでは新設された信号機は歩車とも3台ずつ。【10日訂正】歩行者用3台、車両用4台。(撤去品は倉庫へ搬入されたようなので、どこかへ転用されることだろう)
歩行者用は新旧とも日本信号製の薄型ボディだが、フード(庇)は異なり、従来からあったものは長いタイプ、新設分は短いタイプ。
柱を新設したり、工事手順の関係でこうなってしまうのだと考えられるが、車両用についてはもう1つの目的もあったかもしれない。おなじみの着雪対策である。
既存の信号機は、着雪対策なしのLED式だった。今回そのうち2台を撤去して両面化された4台は、
カプセルフード
アームは流行り? の細い一直線2本。(上の写真を見ると、今回は2本で太さが違い、上のほうがやや太い)
日本信号製だが、従来とボディ形状が違い、裏面中央部が円形に凹んでいる。見慣れぬデザインのせいか、フラット型を見慣れたせいか、厚ぼったく感じてしまった。銘板は横向き。
一時期隆盛を極めたカプセル型フードの信号機は、吹雪いた時にべったりと着雪してしまい、あまり効果がない場合も見受けられ、昨年度あたりはフラット型に押され気味の感じだった。
久々に設置されたフラット型【7月12日訂正】カプセルフードだけど、今までのとは違う。
(再掲)2013年設置の日本信号製カプセル
そう。今回の設置分は、カプセルの形状が違っている。
実は、昨年度末辺りから秋田市内において、このタイプのカプセルフードの信号機が数台設置されており、“改良型カプセル”の試験を行っていると思われた。
今回新設分がすべてこれということは、正式にモデルチェンジしたのだろうか。
試験設置分をいつかアップしようともくろんでいたのに…

従来のカプセルはタマネギのような形で公式には「球面型」とか呼ばれていたようだが、これは球面というよりも角張っていてくちばしみたい。
上方の先端部が従来よりも前に突き出ていて、その下の部分に角度がついた(従来は地面にほぼ垂直)。これだと雪がすぐに滑り落ちるのか。そのため、日除けの黒い部分が従来より多くなり、真横から見ると目立って遠くからでも気づきやすい。
通常タイプのフードにどことなく近い形状のためか、“初代”カプセル型ほど奇抜な形に見えないような気もした。
※その後のカプセルフードについて、この記事後半に少し。
草生津川(くそうづがわ)東岸と並行するように、八橋地区を南北に貫く市道「都市計画道路外旭川新川線」。
「やばせ橋」たもとから北に向かって段階的に開通し、最終的には新国道(という名の県道56号線)の「野村」交差点に至り、秋田北インター方面の県道72号線に続く計画らしい。
2012年春の段階では、当ブログで「C工区」と仮に名付けた部分の北側までが開通した。
その北端が交わる東西方向の既存道路は、
ト一屋(現・ドジャース)~三本橋~ユーランドホテル八橋~ローソン秋田寺内イサノ店~秋田運輸支局~新国道・操車場入口交差点
の通りで、ローソンの東側に新しく丁字路交差点が造られた。

その後、さらに北へ進むべく工事が始まりそうではあったが、当分かかりそうだと思っていた。
それから3年。
開通しそうだとか開通したとかいう話を耳にしたので、久しぶりに行ってみた。

丁字路が十字路になって、北側が開通していた!
広報などには出ていなかったと思うけど、いつの間に…


※ここの信号機については、最後に。
今回の開通区間でも、これまでの開通区間と似たような光景の道路が、住宅地を北へと延びていた。

すぐに突き当りが見える。開通区間と交わる東西方向の生活道路が1本あるが、横断歩道は設けられていない。
新たに開通したのは220メートルほど。
八橋地区から寺内地区に変わって、全区間が寺内字イサノ地内。

今までの工区同様、北端はとりあえず信号機のない丁字路で既存の東西方向の狭い道路と交わる。新しい道路側が「止まれ」で、横断歩道は設置。
東西の既存道は、三千刈橋~秋田基準寝具工場~合流点~新国道。


合流点から新国道までは260メートル。新国道は東京靴流通センター、ネッツトヨタ、日産サティオの所の無名交差点。

交わる既存道路の交通量が元から多くないこともあるのか、開通区間を通る車は少なめ。【10日追記】したがって、今回の開通でもたらされる効果は限定的だと思う。
ただし、以前の繰り返しになるが、生活道路・通学路の中に広い道路ができて、信号機もないので、無謀な運転をする車が流入して来ないかは心配。
ここからさらに北へ工事が始まって、いつか道ができるのだろう。野村交差点までは直線で360メートル(どこかでカーブする必要はありそう)。※この後、2019年3月25日に残りが開通し、野村交差点までつながった。
さて、開通区間南端の丁字路から十字路に変わった、ローソンの交差点の信号機。
車両用は、丁字路の突き当りだった側の片面が両面化されたので、2台増。(最近流行り? の1方向につき1台への減少は実施されなかった)
北側に横断歩道が1本新設されたので、歩行者用は2台増。
実際の作業としては単純な増設ではなく、既存の信号機も一部撤去して、新品で更新する手順が取られた。歩行者用が1台、車両用が突き当たり側の2台が撤去されたので、トータルでは新設された信号機は
歩行者用は新旧とも日本信号製の薄型ボディだが、フード(庇)は異なり、従来からあったものは長いタイプ、新設分は短いタイプ。
柱を新設したり、工事手順の関係でこうなってしまうのだと考えられるが、車両用についてはもう1つの目的もあったかもしれない。おなじみの着雪対策である。
既存の信号機は、着雪対策なしのLED式だった。今回そのうち2台を撤去して両面化された4台は、

アームは流行り? の細い一直線2本。(上の写真を見ると、今回は2本で太さが違い、上のほうがやや太い)
日本信号製だが、従来とボディ形状が違い、裏面中央部が円形に凹んでいる。見慣れぬデザインのせいか、フラット型を見慣れたせいか、厚ぼったく感じてしまった。銘板は横向き。
一時期隆盛を極めたカプセル型フードの信号機は、吹雪いた時にべったりと着雪してしまい、あまり効果がない場合も見受けられ、昨年度あたりはフラット型に押され気味の感じだった。
久々に設置された

そう。今回の設置分は、カプセルの形状が違っている。
実は、昨年度末辺りから秋田市内において、このタイプのカプセルフードの信号機が数台設置されており、“改良型カプセル”の試験を行っていると思われた。
今回新設分がすべてこれということは、正式にモデルチェンジしたのだろうか。
試験設置分をいつかアップしようともくろんでいたのに…


従来のカプセルはタマネギのような形で公式には「球面型」とか呼ばれていたようだが、これは球面というよりも角張っていてくちばしみたい。
上方の先端部が従来よりも前に突き出ていて、その下の部分に角度がついた(従来は地面にほぼ垂直)。これだと雪がすぐに滑り落ちるのか。そのため、日除けの黒い部分が従来より多くなり、真横から見ると目立って遠くからでも気づきやすい。
通常タイプのフードにどことなく近い形状のためか、“初代”カプセル型ほど奇抜な形に見えないような気もした。
※その後のカプセルフードについて、この記事後半に少し。
全線開通が待ち遠しいですね。
http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1423463565539/files/giann1.pdf
http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1423463565539/files/gijiroku.pdf
全体的には思ったよりは直線に近いと感じます。
現状では渋滞解消効果は限られていますが、つながったら違うことになるでしょう。
話は変わりますが、中央交通では全国的に普及しつつある「連接バス」の導入は検討されていないのでしょうか?
秋田市の地理的な事情もあるでしょうし、運行するにしてもだいぶ限定はされるでしょうから導入は難しいとは思われますけど秋田市内を走る連接バス一度は見てみたいものです。
秋田市は中型バスでほぼ間に合ってしまう需要、城下町で狭い道が少なくないという現状では、あまり現実的ではないと思います。
例えば郊外に自家用車を使わずに行く人が多い施設ができたりすれば、検討されるかもしれません。
戦後間もない頃、八戸市営バスが連節バスを入れ、後に弘南バスへ譲渡されたそうです。
詳細は不明で、どこをどう走っていたのか興味深いですが、雪が多く道の狭い弘前を走れたのなら、秋田でも物理的には可能かもしれません。
北海道在住の者ですが、秋田県内には度々お邪魔しております。
今のところ、新型カプセルフードについては秋田県内のみでしか設置の情報を耳にしていませんね…。
従来のカプセルフードと比べ、新型カプセルフードは面積が増えたので雪庇での視認性低下は抑えられそうですが、
横設置との相性は悪くなったのではないかと思います。
北海道内だと、雪が落ちなかったり、雪庇で視認性が落ちやすい事もあったりと、
効果が見込めない為、秋田や福井みたいに設計書で指定する段階までには至っていないようです。
新カプセルは今のところ秋田限定なのですか。秋田でもフラット形や従来型カプセルがある程度普及してしまっているので、新カプセルが今後どの程度増えていくのか、気になります。
秋田市内では、赤だけ新カプセルで下の2色は従来カプセルもしくはカプセルなしのものもある(試験設置?)ので、やはり縦設置が前提なのでしょう。
ひとくちに雪国と言っても気温、風、雪質の違いがあり、一筋縄ではいかないようですね。