広く浅く

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新聞記事のカッコ内

2012-11-26 23:01:28 | 秋田のいろいろ
新聞記事中に、組織(企業・団体・学校など)の名称が出てくる時、それに関する情報がカッコ書きで示されることがある。
掲載面(社会面か文化面か等)や記事の性格(普通の記事か連載か告知か等)にもよるのだろうが、秋田魁新報では、それにとてもバラツキがあると感じている。

具体例を、最近の地域(県央)面の普通の記事から拾ってみた。太字部分に注目。
・11月18日「笹子小学校(○○○○校長、67人)の」
・11月18日「由利工業高校(○○○○校長、392人)電気科の2年生16人が」「石脇北保育園(○○○○園長、90人)を訪れ」
学校などの場合カッコ内でその長の氏名と在籍人数を示すのか。人数は、子ども(ここでは生徒または園児)の数ということだろうか。「職員数ではない」という断りがないけれど。
ただ、笹子小は閉校式典の記事だったのでそれはともかく、由利工業の記事は生徒の一部が、保育園の営繕ボランティアをしたという記事。それにおいて、高校全体の生徒数や訪問先の園児数を掲載する必要があるのだろうか。

また、読者には秋田に詳しくない人もいるわけであり、その人のためには、設立者が分かるよう「県立」「市立」を入れると親切かもしれない(石脇北保育園は私立だそうです)。当ブログではそうしています。


・11月18日「秋田公立美術工芸短大付属高等学院(○○○○校長)の創立60周年記念祝賀会」
同じ日の記事だが、人数は出ていない。(記事中の他の箇所にもなし)さっそくバラツキが出てきた。
なお、正式には「附属」だが、魁では「付属」表記で統一している。


・11月25日「秋田公立美術工芸短大付属高等学院(秋田市新屋、○○○○校長)の創立60周年記念展」
同じ学校の別の日の記事。今度も人数はないが、所在地が出ていた。
でも、18日の祝賀会の記事には「新屋」がどこにも出ていないし、祝賀会も記念展も、学校とは別の場所で開催された。どうしてこっちだけ所在地を記したのだろう。


・11月22日「県立近代美術館(横手市)の」出前美術館が、「男鹿市船川港の船川第一小学校で開かれている。」
まず美術館は、所在地がカッコ書きで市まで。学校の例にあてはめると、館長の氏名があってもよさそうなのに、ない。
小学校のほうは、所在地は本文中で大字まで。校長氏名も人数も出てない。なお、後段では、学校の教頭がインタビューに答えていて氏名が出ている。
【27日追記】
・11月27日「男鹿水族館GAO(男鹿市戸賀)の雄ホッキョクグマ・豪太が」
こちらは大字まで。「雄ホッキョクグマ」というのもなんか…(「雄“の”ホッキョクグマ」とか、むしろ性別なんて要らないかも)


・11月26日「由利本荘市の由利高校(○○○○校長、556人)の」
・11月26日「秋田大教育文化学部付属特別支援学校(秋田市保戸野)の」
これらも上記と同じで、ばらついている。


・11月22日内閣府の表彰に「秋田商工会議所青年部(事務局・秋田市旭北錦町)医療法人正和会(潟上市)が選ばれ、」
これは同じ記事に2つの団体が出てくるのに、ばらついている。(両団体の性格は違うわけではあるが)
医療法人は、秋田市土崎でも病院を運営しており(記事中後段で触れている)、その本部が潟上市にあるようだ。
商議所青年部の「秋田市旭北錦町」って要は商工会館の中でしょ。だったら「事務局・秋田県商工会館内」とかのほうが分かりやすい。


いずれも、スペース(文字数)に余裕がないわけではなさそうだし、署名から判断するに記者個人個人で違うわけでもなさそう。強いて言えば、本荘支局管内の記事は、比較的統一されている気がする。
新聞では、漢字や言い回しには、業界や社で決めた基準があるそうだが、こういう表記には決まりがないのだろうか。
些細な点ではあるが、プロが商売として書いて売っている文章なんだから、こういう点にも「こだわり」を持ってほしい。

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2 コメント

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Unknown (もんも)
2012-11-28 01:24:49
記事の最後に書いた人の名前がありますが、常に県や市の記者クラブ張り付きではなく、まったりとしたどっこい街中(アド街っぽい)担当だったりいろいろですね 今回の文学賞大賞はよかったです ドイツから表彰式に参加だそうで
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地方担当さんは (taic02)
2012-11-28 23:07:02
これからは議会シーズンで忙しくなるでしょうけど、広く地域の話題を集めてるんでしょうね。住民の目線での取材をお願いしたいです。
さきがけ文学賞は、県外はもちろん、世界中から応募があるんですね。計200件以上の応募があったそうです。
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