広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

コボちゃん・ユウちゃん

2011-10-28 22:30:02 | 秋田のいろいろ
昨年11月末、県内のいくつかの市町村が所有するバスの車体のデザインを紹介した。その続き。
秋田県民会館
いつものように構内駐車スペースには縦列でびっちり駐まっていたほか、前の路上にも駐車していた。(ここは駐車禁止ではないはず)
昨年紹介した、大仙市(旧中仙町)のジャンボウサギのバスも来ていた
どこかの自治体のドライバーどうしが、「ここは狭くてな」「んだすな。もうちょっと広ければいいんだすども」と会話していた。
イベントが終われば一斉にバスが動き出すのだろうが、縦列の奥のバスが出るまでには相当の待ち時間があるだろうし、バスに乗る人たちも待たされたり危険な状況になるかもしれない。アイドリングし続けるバスも若干あるし、道路を塞いだりで、周辺への影響もある。
例えば、ニューシティ跡地を待機スペースにして、順番に県民会館へ乗り付けて乗せるなど、よりスマート・スムーズな方法も考えられるかもしれない。



ところで以前、「仙北郡美郷町のバスに『コボちゃん』が描かれているのを見かけた」と書いたことがあったが、見たのは一瞬で、じっくり見る機会がなかった。今回は、
これかも?(左隣のマイクロバスは北秋田市所有らしいが、前面の表示がほとんど消えている)

車体は、白地にラインなどの模様が入ったありきたりのもので、違うバスかと思ったが、後輪の後ろの下の方に、
コボちゃん?
絵のタッチは、明らかに「コボちゃん」の作者・植田まさし氏のもの。
でも、
別人だ!
髪型が違うし、服装は雪国っぽいし、鼻はピンク色。

調べてみると、これは旧六郷町のマスコットキャラクター「ユウちゃん」といい、コボちゃんの親戚だという。(Wikipediaより)
ユウちゃんという名は、六郷の湧水群にちなんで「湧ちゃん」ということのようだ。
植田氏は秋田の出身ではないが、コボちゃんの父親(田畑耕二)が六郷出身という設定だったはずなので、その縁で植田氏が作ったキャラクターなのだろう。(憶測です)

ということで、「コボちゃんバス」は僕の誤認識であり、本当は「(コボちゃんの親戚の)ユウちゃんバス」ということでした。


ユウちゃんが手に持っているモノ。
 (楢山かまくらの記事の再掲)右端にある「木ボラ」か?
六郷では、小正月の行事が盛んで「竹うち」が有名だが、子どもたちの「鳥追い行事」もあり、それは上記リンク先の秋田市の「楢山かまくら」とほぼ同じ内容のようだ。


六郷町は、2004年に合併して美郷町となった。
このように今でも町のバス(おそらく六郷町から引き継いだ車両)に描かれているわけだし、どうも地区の側溝のフタ(?)などに描かれてはいるようだが、美郷町のホームページを見てもユウちゃんに関する記載は見つけられなかった。
「地域通貨ユウちゃん」というものもあるらしいが、それには特にこのキャラクターは使われていない。
合併後は(植田氏のキャラクターの)ユウちゃんを積極的に使っていないような印象を受け、残念。これも大合併の弊害の1つと言えそうだ。


ユウちゃんは、木ボラを持ち、反対の腕をまっすぐに伸ばして指さしているのが基本スタイルのようだ。何を指さしているのだろう。
反対面は、左右反転のイラスト。
タイヤを指さしている?
「ダンロップ製のタイヤ。ホイールは以前の「UD」マークだよ」



昨年は、山本郡三種町(みたねちょう)からは、カッパの「じゅんくん」「さいちゃん」のバスが来ていたが、今年は別の小型バスを見かけた。(1つの自治体から複数台のバスが来ることもあるので、じゅんくんさいちゃんも来ていたかもしれない)
「三種町 スプラウト」
この角度からしか見なかったので詳細は不明だが、「スプラウト」って野菜の発芽したばかりのものを食べるヤツのことでしょ。カイワレとか豆苗とか。
スプラウトが三種町の特産というわけではないはずだし、ジュンサイとも関係ないだろうし、なんでスプラウトなんだろう?
※スプラウトを少し詳しく見られた

【29日追記】余談ですが、「クレヨンしんちゃん」の父・野原ひろしも、秋田県出身という設定でじいさんが秋田に住んでいることになっている。おそらく大曲周辺と思われるが、大仙市あたりでバスのデザインにしません?

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