広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

貸切バス・自治体バス

2012-11-20 23:35:21 | 秋田のいろいろ
昨日に続いてバスの話題。
●三平バスの今後
以前、三平バスのうち「133」の塗装が普通の緑色に変わったことを紹介したが、今日、「137(いすゞエルガミオ)」も緑色になっていたのを見た。やはり車内の座席は三平柄のまま。
この調子では、三平バス(の外観)は徐々に消えていく運命なのだろう。
ただし、今日時点で、「124」「138」など、複数の三平バスもまだ走ってはいる。


以下、貸切バスや自治体所有のバスについて。
※以下、日野セレガといすゞガーラという2つの車種ができてきますが、両者は実質的には同じ車両(一部の装飾が違う程度)で、ブランドが異なるだけです。
●遠路はるばる
秋田市でも、遠方からおいでいただいた貸切バスの姿を見ることができる。だいぶ前には、
 ねぶり流し館と赤れんが郷土館に同型の日野セレガ
ナンバープレートは希望番号の50-06と50-07。
側面には大きく「TOYAMA」としか書かれていないが、正面の行灯には「富山地鉄観光」。
富山市内の路面電車(ライトレールじゃない昔からあるほう)や宇奈月温泉・立山方面の鉄道で有名な「富山地方鉄道」、通称「地鉄」のバスだ。
同社の一般路線バスは、東京都営バスの塗装に酷似したものなのは知っていたけれど、貸切バスがこんな塗装だとは知らなかった。大手で歴史のあるバス会社にしては、あまりインパクトがないかな。


●駐車場問題
赤れんが館もねぶり流し館も敷地が狭く、バスの駐車場が少ない。
路上で待機せざるを得ないことが多い
写真のように、赤れんが館では、ほとんどのバスが、正面玄関の真ん前に停まってしまう。
秋北バスも。以前紹介したいすゞガーラ「691」と連番の「690」
前を通る歩行者や赤れんが館へ来館する人にも、車にも、邪魔になってしまうし、赤れんが館の全景写真を撮りたい人にも邪魔。


そんな中、赤れんが館前を避けて、隣の信用金庫のビルの前(休日だったので閉店)で待機する、奥ゆかしいバスを見かけた。写真はないのですが。
そのバスは、日野セレガなんだけど、ナンバープレートが異様なものだった。

それは、米軍三沢基地所属のバスらしく、ナンバー以外は通常仕様のようで、日本語で「三沢」と大きく書かれた車体で、きっちりした身なりの欧米系の人が運転していた。
欧米人の家族連れが赤れんが館から出てきてバスに乗り込んでいたので、三沢からのツアーだったようだ。
いろんな人が訪れ、いろんなバスが来るものです。

※続きはこちら


●赤バス
秋田市営バスのことを「赤バス」と呼んでいた人もいたが、個人的には違和感を感じていた
こういうの↓こそ、赤バスと呼ぶべきだろう。
真っ赤!(三平バスが窓に写り込んでいます)
JRバス東北秋田支店所属で、JR東日本の観光周遊バスツアー「びゅうばす」専用車両のようだ。
ナンバーが「か926」なので、中央交通の中古ノンステップの導入時期を参考にすれば、今年5月に登録されたと思われる。

ただ、新車ではないかもしれない。JRバスでは、弘南バスのように独自の車両番号を付与し、それからその車両のプロフィールが分かる。この車は「H647-07401」と判読できた。
ハイフンの後2ケタの数字が、年式の西暦下2ケタを示すそうなので、それによれば2007年車ということになってしまう。他の営業所から転属した車両なのだろうか?

それから、側面前方のアクセントピラー(銀色の太い飾り帯)が、窓にかかっていないので、いすゞガーラかと思ってしまった。
でも、上記記号のハイフンの前「7」は日野製であることを示す。なるほど、そう言われれば、正面の行灯の上にオレンジ色に光る飾り帯があるのは、日野ブランドの特徴。
この車は、アクセントピラーを短くした特注仕様の日野セレガということになる。

それにしても、真っ赤。JR九州のバスのよう。
そして、いかつくて独特の車体デザインと合う塗装が限られている(=塗装を“選ぶ”)と感じる、現行モデルの日野セレガ&いすゞガーラにおいて、こういう単色の塗装のほうがむしろマッチしているんじゃないかと思った。でもやっぱり、好きになれないデザインだけど…
屋根にも「びゅう」
でも、
後部の「びゅう」は控えめ


●やまびこ号健在
ずっと前に紹介した、秋田市中央公民館のバス「やまびこ号」。
1世代前の日野セレガで、元秋田市営バスの貸切バスだったものを転用し、塗り替えて自家用登録にした車両。
しばらく見かけなかったが、
健在だった

※この後、2018年8月29日にも確認。2019年度に廃車となり、後継の新たなやまびこ号(別塗装)となった


●スプラウト
市町村が所有するバスといえば、以前、秋田県民会館での行事に、県内各市町村のバスが集結していたのを紹介した。
その中で、三種町のバスの車体に「スプラウト」と書かれていたが、よく見えなくて謎だった。

前よりしっかり見ることができた。
たしかに「スプラウト」
後部はまた別のデザインで、
「さあ、未来を育てよう。」と何かの芽生えの写真
スプラウトといってもカイワレダイコンとかの食用の幼植物のことじゃなく、若々しいイメージからの命名だろうか。

ところで、三種町のサイトに「三種町バス使用申込書」というのがあった。
借りたいバスを選ぶ欄があり、そこには「1.スカイラブ 2.スプラウト 3.やまびこ 4.せきれい  5.じゅんさい…」と、バスの車名らしきものが10個並んでいた。
命名にばらつきがあるので、合併前の3町のものをそのまま使っていると考えられる。(三種町にも「やまびこ号」があるのね)

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2 コメント

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やまびこ (FMEN)
2012-11-21 02:06:24
夢の超特急たる新幹線=やまびこなイメージがあるからでしょうか。
もちろん丸鼻200系。
一方、こまち はあまり見ませんね。
返信する
抽象的だけど (taic02)
2012-11-21 21:02:09
「ひかり」じゃ速すぎるし、「こだま」は各駅停車だし、そもそも東海道新幹線は遠い存在だし…ということでの「やまびこ」でしょうか。
新幹線は別にしても、やまびこには、のどかなイメージや声が往復するということでコミュニケーションが取れるようなイメージ(?)もあるから、好まれるのかもしれませんね。抽象的ですが。

市営バスの貸切バスには「こまち号」がありましたね。
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