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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

十日町から長岡

2016-08-30 23:20:56 | 旅行記
おいこっとで十日町駅に到着した続き。
新潟県十日町市も、豪雪で有名な街。人口5万4千人。
十日町駅は、東口と西口がある。JR飯山線も北越急行ほくほく線もどちらからも出入りできるが、昔からある東口がJR東日本管理、西口が北越急行管理。西口には観光案内所が入っているが、古くからの街側は東口。
訪問時はそんなことは知らなくて、近くの改札から出たら、西口に出てしまった。
高架のほくほく線は新幹線のよう

東口は旧国鉄らしい駅舎


東口側の駅前商店街は、アーケードが続く。その裏には、こみいった路地。地方の小さな市らしい光景。商店街は昨今の状況と街の規模にしては、なかなか健闘しているほうだろう。
ここにも横型LED歩行者用信号機があった。車両用は電球式

ちょっと分かりにくい位置だけど、東口から徒歩圏内にスーパーと温泉付き道の駅もあり、待ち時間がもっと長くてもつぶせそう。
47分ではざっと歩くことしかできず、改札内へ。
乗るのは十日町始発の12時35分発越後川口行き。
普通列車用キハ110系
今度はキハ110形の1両編成、いわゆる「単行」。ワンマン運転。
車番は「キハ110-234」。おいこっとの2両の1つ前の製造番号というわけで、これも元「秋田リレー号」だった元「キハ110-312」。
車内
車内は他路線でもおなじみのごく普通のキハ110系。ただし、天井の蛍光灯にカバーがかかっているのが、JR東日本の普通列車にしては珍しいと思ったら、キハ110系でもむき出しが通常だった。
おそらく秋田リレー号時代のものがそのまま残っているのだろう。数少ない名残。(おいこっとでは、柄入りで形状が違うカバーだった。前回記事最初の写真参照)
トイレは、外から中へ押すドアで、和式。(おいこっとでは、改造時に引き戸の洋式に変更)
(再掲)おいこっとの車内
比べてみれば、改造前後で同じ形式だったのはよく分かる。色やちょっとした装飾程度の違い。最低限で上手に改造したということか。

8時22分発の次がこの列車なので、4時間ぶりの下り列車。
どのくらいの乗車率かと不安だったけど、各ボックスに1組ずつ程度の適度な乗車率。ぜいたくにも、4人がけボックスを独占できてしまった。
おいこっとから乗り継いだような人がちらほら、あとは買い物や部活動の帰りのような地元の人。静かすぎず、うるさくなく、穏やかな雰囲気の車内。
越後川口までは途中駅4つ、所要時間27分。途中駅での乗り降りはあまり多くなかった。

JR東日本エリアの地方路線では、2両編成は多いけれど1両の単行列車はそれほど多くない。最近では津軽線のキハ40以来の乗車で、キハ110系では初体験かもしれない。
線路のつなぎ目で聞こえるジョイント音は、隣の車両からの音がない分、単調。聞き慣れたのと違うリズムで、ちょっと戸惑った。

車窓左側に変わり、線路から離れたところを流れていた信濃川も、所々でまた線路に寄ってくる。
越後岩沢-内ケ巻間。若干下流っぽい姿になった?
車窓は、信濃川のほかはコシヒカリが穫れるであろう田んぼが見える程度だけど、この区間もまた、どこか良かった。

飯山線全区間乗車を果たして、越後川口到着。
おいこっと区間も、十日町-越後川口も、のんびりとしたいい路線だった。
いつかまた乗ってみたい。雪が積もった時に、どこかで途中下車して温泉に泊まったりして…


越後川口では、上越線下り普通列車に乗り換え。そのまま信越本線に入って長岡まで、24分の乗車。
越後川口駅は、あまり大きな駅ではなかった。
駅はカーブの途中の高低差のある場所。改札口は階段の下にあるようで、ホームからは見えない。
時間がないので上越線ホームへそのまま移動。飯山線に乗っていた人もほとんどが乗り継いだ模様。
上越線ホームから。右が飯山線ホーム、その一段下が駅舎

新潟地区の上越線・信越本線は、国鉄時代から115系電車が使われていたが、2014年から新型車両が投入されている。
E129系電車
首都圏のE233系のローカル版、仙台のE721系の直流電源版という位置づけの車両。E721系をのっぺりさせたお顔。
造りや乗り心地もそんな感じ。いきなり車内に連れてこられて「これは何系だ?」と問われても、僕は区別できない。
一部がボックスシート。車内のドア上は、場所によってLED表示器と液晶ディスプレイが混在しているのが独特。
自動放送も首都圏・仙台と同じ。上越線と信越本線の接続駅「宮内(みやうち)」のアクセントが、日本語・英語とも、予想していたのと違うものだった。
【31日追記】宮内から越後川口は、以前「あけぼの」で暗い時間に1度通っただけの区間。車内の乗車率は高く、ロングシートに座ることになり、じっくり車窓を見られなかったせいか、あまり印象がないまま長岡に到着。でも、十日町-越後川口-長岡と、所要時間のわりには、退屈はしなかった。


長岡から新幹線、新潟で「いなほ」に乗り継いで、無事秋田へ帰着。今回もいい旅でした。
長らく続いた信州旅行記は、とりあえずここまで。取りこぼしたネタはいずれまた

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