家族分のマイナポイントのために、電子マネーWAONカードが、何枚か必要になった。
2011年6月30日の発売開始と同時に使い始め、物持ち良く今も大事に使っているご当地WAON「あきた元気!WAON」以来の購入。カード面の見た目で容易に区別できるよう、違う図柄のWAONにすることにした。
総合スーパー イオン(旧・ジャスコ、サティ)のサービスカウンターでは、全国各地のご当地WAONをラックに並べて売っている。改めて見てみると、秋田の店舗でも、西日本方面のものも含めて、選ぶのに迷うほどの種類が陳列されていた。
ただし、ホームページで紹介されている全種類ではないし、特に東北以外の遠方のWAONは在庫がなくなっても補充されていない感じ。
東北地方のイオンは、運営企業がイオンリテール株式会社からイオン東北株式会社へ移管(2020年3月に食品売り場のみ、2021年9月に全面移管)された関係があるかもしれない。イオン東北化後は、イオンリテール時代に入荷した在庫のみ販売し、新たなイオンリテール発行分の入荷はしない、ということなのかも???
【16日補足・イオン土崎港店へ行くと「ICチップ不足により、あきた元気!WAONなどの入荷が止まっている」旨の掲示が出ていた。そういう事情もあるのかもしれない。】
なお、秋田中央店はたまにラックの場所が変わるみたい(目立たない場所に追いやられている場合あり)だし、土崎港店はエスカレーター上り口と秋田銀行ATMへの通路に面してラックが置かれていて、選んでいると通行の妨げになりそうで気が引ける。イオン秋田中央店よりは、イオン土崎港店のほうがラインナップは豊富。
さて、今回紹介するWAON。「イオン」でない店で買った。
普通のWAON?
ご当地でない、シンプルなWAONなのだが、これは特殊。「イオン」では売っていないWAONなのです。
袋の裏面。バーコード部分に貼られたテープに注目
やっぱり普通の水色のWAON?
以前のこのタイプのWAONは、上部も水色で、右下に「AEON」ロゴのデザインだった。いつの間にか、上段が白帯になり、移動したロゴとともに「Lovely way to pay.」が表記されるようになった。
カード裏面上部の発行者表記。
イオンリテールのWAONであれば「WAON発行元・カード発行元 イオンリテール株式会社」となっている。イオン東北やマックスバリュ○○などの地域会社等(ホームセンターサンデーもかな)が売るものは、WAON発行元はイオンリテールで、「カード発行元」がその企業名になるのが原則らしい(ただし、上記、店舗運営会社変更とそれ以前からの在庫品などの都合上、そうではない場合もあることになる)。
今回のWAONは、
「カード発行元 株式会社ダイエー」
ダイエーで売られているWAONなのです!
未開封の袋に入った状態でも、WAONの発行会社を識別する方法があるようだ。
上の写真のように、裏面にバーコードがある。実際には、同封された「スタートガイド」に印刷されたバーコードが、袋の窓を通して見えている。バーコードは、WAONの種類ごとに異なる。
そのバーコードの横に、黄色いほぼ正方形が見えている。その中に小さく「(D)N」と書かれている。このカッコ内のアルファベットが発行元を示すらしい。ここではダイエーのD。
イオンリテール発行のWAONでは「(R)」。正方形の色や、カッコの後の「N」にも意味があるのだろうが、意味は不明。イオンリテール発行では、黄色や緑、「(R)」のみや「(R)*」等々がある。
【15日追記・ネット上の情報によれば、イオン北海道は(AH)、イオン東北は(ATH)、イオンタウンは(ATN)とのこと。】
ダイエー秋田店、弘前店になじみのある者(この記事など参照)として、撤退・縮小されて遠い存在になってしまったものの、今なお存在するダイエーが、WAONを発行していることは知っていて気になっていた。首都圏へ行ったついでに、大宮駅前のダイエー大宮店で購入した。
【6月3日補足・北海道東北からダイエーがなくなった現在では、大宮店が“最北のダイエー”だと思う。】
でも、カードのデザインには、実はちょっとがっかり。
事前に調べた情報では、ダイエー発行の普通のWAONは、左上にdaieiロゴがある(AEONロゴは右下に併記)らしかった。いつの間にか消されてしまったのか…
それに、「ダイエー特命宣伝部長 モッくん(とモコちゃん)」なる、木の切り株のキャラクターが描かれたWAONが発売されたとのこと。※なぜ木なのかというと「木曜の市」にちなむのだが、その木曜の市は今はやっていないのだとか。
大宮店サービスカウンターでもラックで売られていた。いくつかのご当地WAONはあったが、モッくんWAONらしきものは見当たらず、じゃあ、何も書いていないのがモッくんWAONなのかもと思って(※下記参照)、買ったのだった。
その後、(カウンターでない)レジそばに「モッくんWAON発売中」のPOPが出ていたが、その下のラックにカバーがかかっていたのが気になった。ダイエー公式ツイッターでは、2023年2月19日に「モッくんデザインの電子マネーWAONだよ♪ ぜひご利用くださいませ。」とツイートしているので、発売終了ではないと思う。売り切れ?
※実際のモッくんWAONは、ご当地WAONと同じく、袋の表面に大きな窓があって、券面が見える袋に入っているようだ。
昔のダイエーロゴとは違うロゴになってしまっているし、これはこれでいいとあきらめるというか納得することにした。
ダイエー大宮店のWAON購入レシート
レシートもすっかりイオン仕様になってしまったけれど、AEONロゴがないのはダイエーの意地か。だったらWAONにもその意地を…
そして、店長の名前とコメントが入るのも、ダイエーとしての伝統なのだろう(上の過去の記事参照)。
【16日補足・「イオン(リテール/東北)」の文字はWAON裏面でもレシートでも、自社ロゴの書体で印字されるのに対し、「ダイエー」はWAONでは一般のゴシック体、レシートでは丸ゴシック体で印字されている。カタカナの「ダイエー」のロゴ(書体)は特に決まっていないのだろうか。】
ちなみに、
イオン東北 イオン土崎港店のWAON購入レシート
どちらも「お買上商品数:0」。WAONは昔から消費税込み300円。その間に税率は5%→8%→10%と上がっているのだから、カード本体は実質値下げされていることになる。
ダイエーのレシートでは、下部で会員登録を勧めており、親切。
イオン東北では、未登録のWAONで決済した場合は、「WAON POINT会員募集中! 会員登録でおトクと安心をプラス! いつでも基本のポイント2倍! 詳しくは[WAON]で検索」が印字される。
ダイエー大宮店は、大宮駅西口を出て右前方にあり、ペデストリアンデッキでつながっている。
大宮駅西口を出た風景。右のビルにダイエーが入る
「DOM(ドン)」という商業ビルで、1982年に丸井とともにダイエーが核テナントとなってオープンした。ダイエー秋田店(秋田ニューシティ)より1年後。
DOM
以前は、ビルの多くがダイエーフロアだったが、2007年以降、何度かリニューアルされ(OPAが入った時期もあった)、ダイエー部分は縮小。2023年時点では、ダイエーの売り場は地下1階だけになり、実質食品スーパー。
以前は、こちら向きにダイエーマークが大きく出ていたはずだが、今は…
右上、東急ハンズの下に小さくdaiei
これと反対面には、屋上に大きいダイエーロゴが出ていて、大宮駅に入る上り新幹線の車窓から一瞬見えた。
往時と比べれば、ダイエーも寂しくなってしまったが、首都圏などではイオングループの食品スーパーの一翼を担う存在でもあるようで、とりあえずは消滅することはないのだろう。
寂しくなる以前に心配になるのは、イトーヨーカドーのほうである。続く。
2011年6月30日の発売開始と同時に使い始め、物持ち良く今も大事に使っているご当地WAON「あきた元気!WAON」以来の購入。カード面の見た目で容易に区別できるよう、違う図柄のWAONにすることにした。
総合スーパー イオン(旧・ジャスコ、サティ)のサービスカウンターでは、全国各地のご当地WAONをラックに並べて売っている。改めて見てみると、秋田の店舗でも、西日本方面のものも含めて、選ぶのに迷うほどの種類が陳列されていた。
ただし、ホームページで紹介されている全種類ではないし、特に東北以外の遠方のWAONは在庫がなくなっても補充されていない感じ。
東北地方のイオンは、運営企業がイオンリテール株式会社からイオン東北株式会社へ移管(2020年3月に食品売り場のみ、2021年9月に全面移管)された関係があるかもしれない。イオン東北化後は、イオンリテール時代に入荷した在庫のみ販売し、新たなイオンリテール発行分の入荷はしない、ということなのかも???
【16日補足・イオン土崎港店へ行くと「ICチップ不足により、あきた元気!WAONなどの入荷が止まっている」旨の掲示が出ていた。そういう事情もあるのかもしれない。】
なお、秋田中央店はたまにラックの場所が変わるみたい(目立たない場所に追いやられている場合あり)だし、土崎港店はエスカレーター上り口と秋田銀行ATMへの通路に面してラックが置かれていて、選んでいると通行の妨げになりそうで気が引ける。イオン秋田中央店よりは、イオン土崎港店のほうがラインナップは豊富。
さて、今回紹介するWAON。「イオン」でない店で買った。
普通のWAON?
ご当地でない、シンプルなWAONなのだが、これは特殊。「イオン」では売っていないWAONなのです。
袋の裏面。バーコード部分に貼られたテープに注目
やっぱり普通の水色のWAON?
以前のこのタイプのWAONは、上部も水色で、右下に「AEON」ロゴのデザインだった。いつの間にか、上段が白帯になり、移動したロゴとともに「Lovely way to pay.」が表記されるようになった。
カード裏面上部の発行者表記。
イオンリテールのWAONであれば「WAON発行元・カード発行元 イオンリテール株式会社」となっている。イオン東北やマックスバリュ○○などの地域会社等(ホームセンターサンデーもかな)が売るものは、WAON発行元はイオンリテールで、「カード発行元」がその企業名になるのが原則らしい(ただし、上記、店舗運営会社変更とそれ以前からの在庫品などの都合上、そうではない場合もあることになる)。
今回のWAONは、
「カード発行元 株式会社ダイエー」
ダイエーで売られているWAONなのです!
未開封の袋に入った状態でも、WAONの発行会社を識別する方法があるようだ。
上の写真のように、裏面にバーコードがある。実際には、同封された「スタートガイド」に印刷されたバーコードが、袋の窓を通して見えている。バーコードは、WAONの種類ごとに異なる。
そのバーコードの横に、黄色いほぼ正方形が見えている。その中に小さく「(D)N」と書かれている。このカッコ内のアルファベットが発行元を示すらしい。ここではダイエーのD。
イオンリテール発行のWAONでは「(R)」。正方形の色や、カッコの後の「N」にも意味があるのだろうが、意味は不明。イオンリテール発行では、黄色や緑、「(R)」のみや「(R)*」等々がある。
【15日追記・ネット上の情報によれば、イオン北海道は(AH)、イオン東北は(ATH)、イオンタウンは(ATN)とのこと。】
ダイエー秋田店、弘前店になじみのある者(この記事など参照)として、撤退・縮小されて遠い存在になってしまったものの、今なお存在するダイエーが、WAONを発行していることは知っていて気になっていた。首都圏へ行ったついでに、大宮駅前のダイエー大宮店で購入した。
【6月3日補足・北海道東北からダイエーがなくなった現在では、大宮店が“最北のダイエー”だと思う。】
でも、カードのデザインには、実はちょっとがっかり。
事前に調べた情報では、ダイエー発行の普通のWAONは、左上にdaieiロゴがある(AEONロゴは右下に併記)らしかった。いつの間にか消されてしまったのか…
それに、「ダイエー特命宣伝部長 モッくん(とモコちゃん)」なる、木の切り株のキャラクターが描かれたWAONが発売されたとのこと。※なぜ木なのかというと「木曜の市」にちなむのだが、その木曜の市は今はやっていないのだとか。
大宮店サービスカウンターでもラックで売られていた。いくつかのご当地WAONはあったが、モッくんWAONらしきものは見当たらず、じゃあ、何も書いていないのがモッくんWAONなのかもと思って(※下記参照)、買ったのだった。
その後、(カウンターでない)レジそばに「モッくんWAON発売中」のPOPが出ていたが、その下のラックにカバーがかかっていたのが気になった。ダイエー公式ツイッターでは、2023年2月19日に「モッくんデザインの電子マネーWAONだよ♪ ぜひご利用くださいませ。」とツイートしているので、発売終了ではないと思う。売り切れ?
※実際のモッくんWAONは、ご当地WAONと同じく、袋の表面に大きな窓があって、券面が見える袋に入っているようだ。
昔のダイエーロゴとは違うロゴになってしまっているし、これはこれでいいとあきらめるというか納得することにした。
ダイエー大宮店のWAON購入レシート
レシートもすっかりイオン仕様になってしまったけれど、AEONロゴがないのはダイエーの意地か。だったらWAONにもその意地を…
そして、店長の名前とコメントが入るのも、ダイエーとしての伝統なのだろう(上の過去の記事参照)。
【16日補足・「イオン(リテール/東北)」の文字はWAON裏面でもレシートでも、自社ロゴの書体で印字されるのに対し、「ダイエー」はWAONでは一般のゴシック体、レシートでは丸ゴシック体で印字されている。カタカナの「ダイエー」のロゴ(書体)は特に決まっていないのだろうか。】
ちなみに、
イオン東北 イオン土崎港店のWAON購入レシート
どちらも「お買上商品数:0」。WAONは昔から消費税込み300円。その間に税率は5%→8%→10%と上がっているのだから、カード本体は実質値下げされていることになる。
ダイエーのレシートでは、下部で会員登録を勧めており、親切。
イオン東北では、未登録のWAONで決済した場合は、「WAON POINT会員募集中! 会員登録でおトクと安心をプラス! いつでも基本のポイント2倍! 詳しくは[WAON]で検索」が印字される。
ダイエー大宮店は、大宮駅西口を出て右前方にあり、ペデストリアンデッキでつながっている。
大宮駅西口を出た風景。右のビルにダイエーが入る
「DOM(ドン)」という商業ビルで、1982年に丸井とともにダイエーが核テナントとなってオープンした。ダイエー秋田店(秋田ニューシティ)より1年後。
DOM
以前は、ビルの多くがダイエーフロアだったが、2007年以降、何度かリニューアルされ(OPAが入った時期もあった)、ダイエー部分は縮小。2023年時点では、ダイエーの売り場は地下1階だけになり、実質食品スーパー。
以前は、こちら向きにダイエーマークが大きく出ていたはずだが、今は…
右上、東急ハンズの下に小さくdaiei
これと反対面には、屋上に大きいダイエーロゴが出ていて、大宮駅に入る上り新幹線の車窓から一瞬見えた。
往時と比べれば、ダイエーも寂しくなってしまったが、首都圏などではイオングループの食品スーパーの一翼を担う存在でもあるようで、とりあえずは消滅することはないのだろう。
寂しくなる以前に心配になるのは、イトーヨーカドーのほうである。続く。
埼玉の都市を取り上げるのは珍しいですね。
さいたま市中心部としてどんどん集積化されて浦和の人は焦りも感じてるようです。
民放局のNACK5も浦和から大宮に移りましたし。
県庁もやがて大宮か新都心に持って行かれるのでは?と不安顔のよう。
浦和は下町と呼んでいいのか、少々雑然とした昔ながらの街という感じで、飾らない活気がありました。
さいたま市が発足して20年以上経ちますが、今なお、それぞれの旧市で思惑は複雑でしょうね。