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山王交番~山王十字路 表示板

2020-05-14 00:39:29 | 秋田のいろいろ
バス停の表示板が、四角い共用タイプから円形に交換されたシリーズ。前回の臨海十字路から東・駅方向へ進む。
「山王交番前」。市営バス在りし当時は「酒造センター前」、移管と前後して「八橋南一丁目」になり、2010年10月頃に「山王交番前」となった。
上下とも、市営バスが設置した、埋めこみ式赤色LED点滅ポールと共用タイプが2本並んでいた。
(再掲)LEDは点灯しなくなった。フォントはどちらもスーラ?
今回は単純に、共用タイプを円形に交換。

時刻表は、下り側は埋めこみポールに両車庫・スケート場行きをまとめた1枚、円形ポールに臨海新屋西、商業高校、商業割山のマイナー路線をまとめた1枚、ぞれぞれ貼っている。
上り側は駅止まり、駅経由各方面、高速バスとそれなりの枚数にはなるが、ここにポールが2本必要なのか、14年前の市営バス時代をまだ引きずっているのではないかと思わずにはいられない。

次の「県立体育館前」は、以前に共用タイプが撤去されているので、今回は手付かず。いつか別記事にしたい特殊ポールもあるのですが。

次は「文化会館前・八橋球場」。
2019年10月撮影。下り側
上下とも羽後交通が単独であり、市営バス設置のステンレスボディの埋めこみ式と共用タイプで中央交通が2ポール。ここも、いずれも共用タイプが円形に変わっただけ。
ここで、元市営バスの埋めこみ式について。一見、上下とも2代目のバス接近表示(バスロケ)付きかと思いがちだが、実は違う。上り側はバスロケだったが、上の写真の下り側は、元々バスロケ非搭載で、バスロケに似せたデザインのただの電照式、「バスロケもどき」。
両者は、設置時期(もどきのほうが数年後)、支柱(バスロケは角型で長め、もどきは円柱で短め)、厚さ(もどきはやや薄い)、扉の開き方、バスロケには上部に通風口のようなものがあり、もどきは2面しか点灯しないといった違いがある。今となっては、どちらも点灯さえしなくなって、オブジェ。

バス停名は、サイトの検索や路線図では「文化会館・八橋球場前」と中黒入り。
現地の表示は、バスロケともどきの点灯面は「八橋球場文化会館前【14日訂正】文化会館八橋球場前」と1行。もどきの点灯しない面、羽後交通、共用タイプとも「文化会館(改行)八橋球場前」。いずれにしても中黒なし。
このバス停は、元は「文化会館前」で1997年10月に改称された。※当時の広報では「八橋球場・文化会館前」と逆だったようだ。ちなみに、その時まで、1つ隣のバス停が「八橋球場前」であった。
時期的にバスロケは設置後の改称、バスロケもどきは設置されたかどうか微妙な時期だと思う。
共用タイプ
共用タイプのフォントはスーラだったようだ。ローマ字も2行に分けているが、「KYUUZYOU」と臨海十字路の共用タイプと似た表記。移管後に作ったのかもしれない。
交換後の上り側。こちらは元バスロケで通風口がある

上り側西面
↑上り側はボルトの位置がセンターからややずれてしまっている。現場での作業には苦労もあるでしょう。
下り側東面
上の2面、微妙に違う。上り西面だけが違い、他の3面はほぼ同じ。
上り西面は、日本語もローマ字も、「文化会館 八橋球場前」と間に少しスペースが空いている。他の3面はそれがなく等間隔。ローマ字は「~KYUJO MAE」はスペースあり。
そして、文化会館と八橋球場前の間に中黒が入っていて、その位置がそれぞれで微妙にずれている。しかも、スーラの中黒は丸いのに、これは四角い。
カッティングシートは中黒なしで作って、3面はすき間を空けずに貼った段階で思いついて、1面はすき間を開けて貼り、かつ黒い四角をどこかから持ってきて、それぞれに強引に貼ったのでは??

ところで2021年度中には、秋田県民会館と秋田市文化会館を統合した新施設が、県民会館の跡にできる。その時に、文化会館は閉館することが決まっている。
だから、特に表示板が劣化しているわけでもないものをこのタイミングで交換したのが信じられない。まさか中央交通さんはそのことを忘れて、うっかり新調してしまったとかじゃないでしょうね。あるいは文化会館がなくなっても文化会館前で押し通すつもりとか…→文化会館閉館後の状況


次の「八橋市民広場・裁判所前」は、上下とも元市営バスのバスロケもどき、珍しい埋めこみ式「バスで行こう」、埋めこみ式羽後交通の3つなので、変わらず。
「県庁市役所前」も、上りは市役所改築時の上屋と円形、下りは上屋だけでポールなしで変わらず。
「県庁第二庁舎前」は、上下ともバスロケもどきと共用の2つで、共用が円形に更新(前々回に写真あり)。
【14日追記】ここの名称は、市立体育館前→NHK前→県庁第二庁舎前と変遷している。第二庁舎前になったのは中央交通移管後の2008年。バスロケもどきでは市営バス時代そっくりの表示で差し替えられたものの「県庁第2庁舎前/KENTYOUDAI 2 TYOUSYA MAE」という独特の表記。共用表示板は、はっきりと上貼りしたのが分かる(出っ張っている)、ローマ字なし角ゴシック体で「県庁第二庁舎前」であった。更新後の円形板は「KENCHO DAINICHOSYA MAE」。

次は「山王十字路」。
竿燈大通り側のほか、長崎屋経由と新港線が通る新国道側にも同名バス停がある。今回の交換は竿燈大通り側だけだが、この機会に新国道側も見ておく。
昔は、上下とも市営バスの(2代目でなく)初代バスロケもどき(単なる電照式)が設置されていて、たしか中央交通も共用していた気がする。2010年初めに歩道の融雪工事などがあった時に撤去され、円形表示板が設置された。
2010年頃撮影
表示板は新品で、もしかしたら金属でなくプラスチック製かもしれない。
スーラを使ったものとしては初期だと思われ、細いウエイト。ローマ字は「SANNOU JUUJIRO」。※ここはこの直後2020年10月に改称された。関連記事

では竿燈大通り側。
上り側。更新前
上下とも、(2代目)バスロケもどきと共用タイプの2つ。
ここは共用タイプが特徴的な使い方をしている。更新直前時点でも、かつての市営バスと中央交通が共用していた頃と同じように、上段の社名部分が赤と緑の2色になっていた。
2010年撮影
赤い部分は「秋田市営バス」ではなく、「羽後交通」。
本来は市営バスと中央交通が共用するためだったものを、羽後交通と中央交通という違う組み合わせで共用している。
山王大通り~秋田駅では、羽後交通と中央交通両方停まるバス停が多いが、上記のように羽後交通単独でポールを用意するのが原則。新国道側の山王十字路も同じ。なぜかここ1か所だけ共用している。

この「山王十字路」のフォントは、昔からのナールだ。ということは歴史ある表示板だったのか。
(再掲)信号機の地点名表示はナール。ただし「王」を上下逆に貼っている
ナールとスーラでは「路」の右の「各」が違うようで、各の1画目がスーラは上に突き出てることから判断した。「字」の「子」の「了」と「一」の位置関係も違って区別できる。
共用表示板では、「十」の横棒の位置がやや下(上下逆?)で、プラス記号みたい。ローマ字は伸ばす棒付き「SANNO JUJIRO」。地点名は「Sannou」が違う。【14日追記・バスロケもどきのローマ字(下り側は破損したのかローマ字なしに変わっている)も、共用と同じ表記。この点からも歴史がありそう。】

円形に交換後は、
これは下り側
引き続き羽後交通の名前も表記された。
でも、以前のような色分けはなく、順番も入れ替わって中央交通が上。
中央交通の社章はないものの、中央交通が羽後交通に「間借りさせてやってる」感満載?

今回はここまで。続きは大町二丁目から

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2 コメント

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秋田中央交通 羽後交通 丸型j表示板 (編地 耕部、)
2020-05-15 23:08:40
漸く、山王十字路の竿燈大通り側の表示板が丸型に変わっても、2社共同に変わったが、高速バスの能代行きで使われる秋北バスも入れた方が良かったのは私だけでしょうか?
相すれば、前代未聞の3社の共用の掲示板が登場していたかもしれませんが、管理人様は、いかが思われますか?
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秋北バスを書くか (taic02)
2020-05-18 00:30:03
市役所前の待合室の壁には秋北バスも書いてありますが、共同運行といえども実際に秋北バスが停まるのですから、表示するべきだと思います。
時刻表の中には担当会社が書いてあるはずですが、そこまで見ずに戸惑う客がいないとは言えません。
初めての人、不慣れな人でも迷わずに利用できることがバス停の必要条件であり、そのためには社名があるべきでしょう。
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